わたりがにと割烹松屋のこだわりとぶれない気持ち。
わたりがにと割烹松屋のこだわり
この度は割烹松屋をご利用いただきまして誠にありがとうございます
当店の創業は昭和39年の4月、両親が泉佐野市上町で知り合いもいない
土地でわたりがに専門店を始めました。
親子二代わたりがに一筋、
60年の歴史を重ね現在は私たちに受け継がれています。
長年かけて築いてきた、こだわりは今も何も変わりません。
上質な新鮮なわたりがにを毎日市場から仕入れることです。
わたりがには鮮度が一番で、生きていないと料理に使えません。
私の知る限りわたりがに専門店は当店だけではないでしょうか?
365日わたりがにの事だけを考え、365日わたりがに一匹一匹と向き合い
一番良い状態のわたりがにをお客様に提供できるように手間暇は惜しみません。
近年わたりがには毎年減少し高価なものになってきました。
しかし上質な本物のわたりがにの味は価格以上に違いがあります。
本物のわたりがにの味を知ってしまったお客様の「美味しい!」の
笑顔を見ますとやはりわたりがにへの想いはぶれません。
特に海で獲れたわたりがにを店の水槽で飼うわけですが、長くても
1週間、早いものでは2日で死んでしまいます。
年に数回100匹死んでしまうこともあります。
わたりがにを研究されている大学の先生に聞いたところ
「わたりがにを飼うというのは、割に合わない。
学術的にも証明されている。
例えば一畳分の広さの水槽にわたりがにを
一匹しか飼うことができない。
松屋さんのしている行為は無茶で誰も手を出さない領域です。
初めてわたりがにの専門店があると聞いたときは、
ご家族の方の大変な苦労と
やった人しかわからない挫折と忍耐の賜物だと思いました。」と
先生は私たちの苦労もお見通しでした。
父から教えの正直で真面目、ごまかしが一切ない、
それだけが取り柄の料理屋なのです。
しかし二代目の私が引き継いだのは味やわたりがにを
思う気持ちだけではありません。
来店されると「がんばってるね。」
「やっぱりあんたとこの、わたりがにが一番旨い」と
言って頂けるお客様こそ私が父から受け継いだ最も大切なご縁です。
大切な信用と信頼です。
お客様には食事をしながらゆっくりとした時間を過ごして頂き
ご個族や友人との、食事のその瞬間が心に残り、
良い思い出になって頂きたいと思います。
それが私たちの心からの願いです。
お時間があるときは、又、松屋へお越しください。
そして笑顔で楽しいお食事をゆっくりとしてくださいませ。
追伸
わたりがにの仕入れが大変難しくお手数おかけしますが
早めのご予約をして頂けましたら幸甚に思います。
割烹松屋 二代目
598-0005
泉佐野市市場東2-10-10
℡ 072-462-3740