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日本のお酒はイタリアで人気あるの?

食に保守的なイタリアですが、世界各国の食材やレストランが増えてきています。

イタリアのお酒と言えばもちろんワインですが、実は最近日本のお酒も認知度が上がってきているのです。

実際、日本のお酒はイタリアでどれぐらいの認知度なのでしょうか?
そして市場はどうなのでしょうか?

インターネットで調べられる情報は限りがあります。
そこで私が運営している在イタリア日本人コミュニティにヒアリングをしてみました。
リアルな情報が入ってきたので、ここにまとめてみます。

イタリアでの日本食ブーム

ここ数年のイタリアの日本食ブームはとどまることを知らず、日本食レストランはどんどん増えています。
これまでに多かった中国人オーナーの "なんちゃって" 日本食レストランではなく、本格的な割烹料理店や焼肉店などが増えているのです。

やはり一番の都会ミラノに多い印象ですが、北イタリアだけではなく中部や南部の地域にも広がってきているできていることを知り、とても驚いています。

やはり日本酒が圧倒的に有名

まずやはり日本のお酒でといえば日本酒だということです。
他にも焼酎や梅酒、ウイスキーなどが上がりますが、やはり圧倒的知名度が高いのは日本酒でした。
日本食レストランに行けば食後酒として梅酒を置いているところもありますが、基本的には日本酒がメインです。

焼酎はウケない

日本には焼酎はポピュラーですし種類も多くありますが、イタリアではあまり好まれない傾向です。
独特なクセががあるので日本酒と比べると飲みにくく、あまり好まれないようです。
私自身もイタリア人を日本の居酒屋に連れて行く際に焼酎を勧めてみるのですが、彼らはトライはするもののあまり美味しそうに飲むことはなく、その代わりに日本酒やサワーや酎ハイを好む傾向があります。

焼酎はイタリアでは食後酒の位置付けで出されていたり、カクテルにもされています。
ミラノにある「TENOHA MILANO」とういうオシャレな日本のコンセプトストアのメニューに載っていました。
(このTENOHAは代官山にもあったのですが、数年前に閉店しています。)


マーケットは広がる兆し

空前の日本食ブームによって、イタリア中で日本食への興味や認知度は確実に上がってきています。
それに伴い日本の酒類のニーズも高くなっていくと思われます。

しかしながら現地のレストランのでの品揃えはあまりバラエティに富んでおらず、日本で知られる美味しいお酒はあまり見かけません。

特に日本酒は賞味期限に注意する必要があるので注意が必要ですが、美味しい日本のお酒を現地に進出させる余地はまだまだあるのではないでしょうか。

現地では日本食に合うワインのペアリングも進んでいるとのことです。
また、日本人がフランスで酒造を立ち上げたWakazeの商品もイタリアで広がっているようです。


もっともっとたくさんの美味しい日本のお酒がイタリアで飲まれるようになると嬉しいですね!

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