加藤 航也

気仙沼市在住。 読むのも観るのも浸るのも大好き。書くことは挑戦中。

加藤 航也

気仙沼市在住。 読むのも観るのも浸るのも大好き。書くことは挑戦中。

最近の記事

季節と出会う

昨日、仙台のアーケードを歩いていた。 そしたらふと、季節に出会った。 金木犀が香ったのだ。 その瞬間、とても嬉しくなって、金木犀を探すために周囲を見渡した。 目の前にあった。 写真を撮った。 毎年、金木犀に会うと嬉しくなる。 甘ったるい匂いで、大学の弓道場にあった金木犀を思い出す。18時で真っ暗になる10月の、少し肌寒い弓道場で出会うあの金木犀を。 金木犀の匂いは、日々の気温からは感じづらくなった季節の変化を、ぐっと押し進めてくれた。前に季節を進めてくれたのは、7月20

    • はじめての本屋さん

      大したことじゃないけど、自分にとって大きな一歩だった今日の日記。 - いつか本屋をひらきたい。 僕にはそんな夢がある。 まったく読書家ではないけれど、本を読むことが好き。本の話しをすることが好き。 昔から、本のある空間が好きだった。 「いつか自分でも本屋をひらきたい」 20代半ばごろから、漠然とそんなことを考えている。 とはいえそんな思いしかなく特別何もしてこなかった僕だが、晴天の5月26日、はじめて本屋さんをひらいた。 陸前高田で行われた一箱古本市に出店したのだ。

      • ポケモン化石博物館レポ in 岩手県立博物館

        現実の世界とゲーム「ポケットモンスター」の世界の双方に存在する"かせき"をテーマに、それぞれの世界にかつて生きていた(一部は今も生きている)生き物たちを観察し、比べることのできる企画展「ポケモン化石博物館」が、初めて東北に巡回してきた。 2021年7月に北海道の三笠市立博物館で開始された時からずっといきたいと思っていたこの企画展。 あまりに行きたすぎて、始まって少ししてから、会場でしか販売されていない図録をメルカリで買ったほどだった。 東北での最初の開催地は盛岡市にある岩

        • 旅をのぞむ

          文章を書くと決めたはいいものの、テーマが決まらない。 そう書きあぐねていたらあっという間に2週間も経っていた。 これじゃいけない。 ということで、脈絡はないけど頭の中を軽くするために、先週職場で話してて思い出した、旅について書いてみる。 - 旅が好きだ。 旅行ではなく、旅。 大枠は決めつつも、あまり予定を決めずに、その時の気分と直感で歩いたり散策する、そんな旅が好き。 冒険は大袈裟だけど、望んでいるのはきっとそういうものなのだろう。 初めての海外はカンボジアだった。

          PERFECT DAYS  感想

          ヴィム・ヴェンダース監督、役所広司主演の映画「PERFECT DAYS」を観てきた。 きっかけは僕の大好きな舞台女優・犬山イヌコさんが出てると知ったから。本屋の店主役。元々は細野晴臣にオファーがいってた役だとか。全体的に配役豪華すぎる。 ネタバレになるような映画ではないけど、観ようと思ってる人はこんなん読まずにすぐ観てきてください。そのあとぜひ感想話しましょう。 - 観てから数日、感想を書きあぐねていた。 僕は、こういう映画がとても好きだ。 流れる時間、日常の風景、木

          PERFECT DAYS  感想

          書くこと。

          2024年のテーマ 「書く」 こんなことを掲げたからには、始めなきゃいけなかった。 なので、始めました。note。 その経緯。 もし読んでいただける方あれば、先に感謝を伝えます。 駄文乱文ながら、お付き合いください。 僕は漫画が好き。本が好き。映画が好き。舞台が好き。エンタメが好き。 浸ることがしあわせで、享受することがよろこび。 それはもちろん今もそうなんだけど、最近、新しいものをみても、それで「あーおもしろかった。しあわせ。」だけではないものがある。 頭の中にずっと

          書くこと。