揺井

Kagome Yuri/凡趣味字書き

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最近の記事

【答え合わせ】『一次創作利き小説杯2024 納涼祭』結果発表

お越しいただきありがとうございます。 『一次創作利き小説杯2024 納涼祭』については、こちらのページをご参照ください。 推理パートにご参加いただいた皆様、ありがとうございました。 (助手級:1名、探偵級:9名、計10名の方にご参加いただきました。) 本ページでは、作品の答え合わせ&解答の結果発表を行っています。 参加作家様の一覧については、こちらのページをご覧ください。 是非、作者がわかった状態でもう一度作品を読んでみてください。 (※以下、敬称略) 作品1『而

    • 【推理パート用】『一次創作利き小説杯2024 納涼祭』参加作品 一覧

      お越しいただきありがとうございます。 『一次創作利き小説杯2024 納涼祭』については、こちらのページをご参照ください。 こちらの作品群をお読みいただき、どれが誰の作品か当ててください。 作品1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

      • 『一次創作利き小説杯2024 納涼祭』参加作家様 一覧

        お越しいただきありがとうございます。 『一次創作利き小説杯2024 納涼祭』については、こちらのページをご参照ください。 当ページでは、企画に参加してくださった作家様をまとめています。推理のヒントとして活用しつつ、是非この機会に皆さんの作品を読んでみてください。 作家プロフィールの構成ペンネーム ①得意な形式 ②普段最も書くジャンル ③自分の代表作 ④ご自由にひとこと 参加作家様 一覧※50音順・敬称略 ◆Aiinegruth ①得意な形式 短編(~1万字程度)

        • 『一次創作利き小説杯2024 納涼祭』会場

          お越しいただきありがとうございます。 こちらは #一次創作利き小説杯2024納涼祭 のイベントページとなっております。 企画についての内容は、すべてこちらで確認できるようになっています。 そもそも『利き小説』って?1.『作家』の皆さんが、匿名で掌編小説を書きます 2.投稿作品をシャッフルして並べます 3.『読者』の皆さんは、投稿された掌編小説を読んで、   〝どの作品を誰が書いたか〟を推理します 4.答え合わせをします 5.楽しい! という企画です。 (ちょっと

        • 【答え合わせ】『一次創作利き小説杯2024 納涼祭』結果発表

        • 【推理パート用】『一次創作利き小説杯2024 納涼祭』参加作品 一覧

        • 『一次創作利き小説杯2024 納涼祭』参加作家様 一覧

        • 『一次創作利き小説杯2024 納涼祭』会場

          「ふつうの軽音部」が面白い話

          Twitterで呟こうとしたら長くなり、140字の区切りがある仕様は書きながら推敲するのに向かないのでnoteに来ました。 なので、Twitterを見ているノリで読んでいただければと思います。眺めの呟きです。 【注意】 以下「ふつうの軽音部」のネタバレを含みます。 「ふつうの軽音部」はジャンプ+で読めます。是非。 ◇ 「ふつうの軽音部」、主人公のハトノが邦ロック+歴史オタクの女の子で、全くの未経験なのにおっかなびっくりテレキャス買うところから始まる。 歌もギターも下

          「ふつうの軽音部」が面白い話

          『一次創作利き小説杯2024』の感想

          吹く風に初夏を感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。 企画『一次創作利き小説杯2024』主催の揺井かごめです。 (企画の詳細はこちらからご確認ください) 本日、おかげさまで無事企画の全工程を終了しました。 たくさんの皆様のご参加ありがとうございました。 企画の『答え合わせ』はこちらのツリーにまとまっております。 改めまして、主催の「面白そう」という呟きを拾い上げてその気にさせてくださった方々、推理に参加してくださった皆様、そして素敵な作品を寄稿してくださった

          『一次創作利き小説杯2024』の感想

          そこに居ない人を想う

          最近書いた小説と友人との会話から、自分の思った事を書き留める備忘録です。激しいフラッシュと飛び回る文脈、文章の乱れにご注意ください。 揺「凄く手癖で書いたんだけど、多分私、その場に居ない人を一方的に想うっていうのが好きなんだと思う」 友「それじゃあ、例えば、その思いって返って来ない方が好きなの?」 揺「! ありがとう、私にはなかった切り口かも。えっとね、それは違うんだ。思いが返って来ないのが好きなんじゃなくて、返ってこないにも関わらずずっと思いを投げ掛け続ける姿が好きな

          そこに居ない人を想う

          少し後ろ向きに見えて前向きな創作の話。

          Twitter(X)で喋ったことと、その続きです。  結局『努力・友情・勝利』が一番心臓殴ってくるって分かっているのに、最近の私の頭の中は努力も友情も勝利もない「人間という名前の現象」みたいな私らしく腑抜けしか書けないようなネタでいっぱいです。  似たテーマで傑作を生み出す人も世の中には沢山いて、そういった作品は、微かな衒学的高揚感と共にその傲慢に恥じぬ膨大な知識と見識で圧倒する……といった作品ばかりだという偏見があります。あるいはきっと、真に「そういう世界」が見えている

          少し後ろ向きに見えて前向きな創作の話。

          勉強の為にライトノベルを読む②

          続きました。 序文 中学生時代に大好きだった作家さんのファンタジーバトル系ラノベを教材とする。 勉強になりそうだなと思ったことを好き勝手に走り書きする、自分用の勉強ノート。 ※あくまで自分用なので、読む方は「ふーん」くらいにお読み下さい。 本文 書き忘れていたのですが、元々「ラノベの戦闘ってどうしたらいいの?」をテーマにして始めたので、そういう着眼点でメモを取っています。 ①で言っていた長回しの戦闘描写を読んで思ったこと。 改行が凄く多い。半ページから3ページの間に

          勉強の為にライトノベルを読む②

          勉強のためにライトノベルを読む①

          中学生時代に大好きだった作家さんのファンタジーバトル系ラノベを教材とする。 勉強になりそうだなと思ったことを好き勝手に走り書きする、自分用の勉強ノート。 ※続くかは分からないし役立つかも分からないので、読む方は「ふーん」くらいにお読み下さい。 1.意外と曖昧で格好を付けない表現が多い。 何となく自分が「この表現すごく稚拙に感じるから別の言葉に置き換えなきゃ」と思っていたようなフレーズが思ったよりじゃぶじゃぶ使われている。ニュアンスで伝わりそうな部分はぼかしたり省いたりしてい

          勉強のためにライトノベルを読む①

          2023年 振り返り

          こんばんは、揺井かごめです。 年末なので、書いたものを中心に一年を振り返ります。 ◆長編、短編集 『エボルブルスの瞳~特殊事案対策課特命係傀異譚~』48~60話 合作長編。丸二年続いています。凄い! でも13話しか進んでない! 毎月1話換算! 遅筆的にはひと月に1話出せてるだけでも割と進歩です。にしても遅いです。本当にごめんなさい。 偉大なる原作者・くろ飛行機さん、イラスト担当のらいあさん、いつも本当にありがとうございました。いつも締め切り守れなくてすみません。底抜けの不束

          2023年 振り返り

          あいらさんの『#主催が全部描く誰デザ』に参加させていただきました。

          はじめに  暑さの厳しい今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。  初めましての方も見て下さるかも知れないので、最初に自己紹介を失礼いたします。  揺井かごめと申します。ごく稀に小説を書いたり絵を描いたりして生きています。最近はTRPGにハマっています。どこにでも転がってるタイプのオタクっぽい何かです。  今回は『ゆりい(@Eureka_go_me)』のアカウントから企画に参加させていただきました。  まずは、上記ツイートから企画自体をお楽しみ下さい。可愛いイラス

          あいらさんの『#主催が全部描く誰デザ』に参加させていただきました。

          『キドナプキディング』感想文

          序文  最近、西尾維新『キドナプキディング』を読了しました。  こんにちは、揺井です。  揺井の読書感想文を読みたいという奇特な鶴の一声で筆を執っております。  非常に残念ながら、ご期待に添う自信はありません。  何故なら、『キドナプキディング』は所謂ファン向け作品であるからです。  デビュー作『クビキリサイクル』に連なる戯言シリーズの後日談。20周年のボーナストラックです。  余談ですが、西尾維新が商業作家歴20年にも関わらず40代前半である事に対して失笑した事が

          『キドナプキディング』感想文

          伊坂幸太郎『フーガはユーガ』を読んだ

           久しぶりに紙媒体の小説を読みました。やっぱり読書は紙でしたい。  私はこれまでの人生で、伊坂幸太郎作品を数本しか読んでいない。  その全てが酷く心に残っているので、伊坂幸太郎作品は全部そうなんだと思っている。  禍根の残らないハッピーエンドでは無い。それでも理不尽な世界で生き抜く双子の姿は痛快だったし、彼等の人生は伊坂幸太郎の手で綿密に編まれ、全てが一つの事実に収束している。主人公達が好んで使う軽やかな言葉遊びも心地良い。  そういう意味ではいたく「気持ちいい」作品だと

          伊坂幸太郎『フーガはユーガ』を読んだ

          『ショーシャンクの空に』を見た

          最高だった。 私の貧しい映画体験の中で、間違いなく最高の時間だった。 ※以下全部ネタバレです ※ ✕ レビュー ○ 備忘録 彼らは壁に名前を彫る。  ……ってタイトルのレビュー絶対あると思う。本当に隅から隅まで巧妙でメッセージ性に溢れた作品だった。  まずアンディー。最初に全てを失った男。  裁判での言葉少ななやり取りだけで、彼が聡明だと分かる。本当に賢い人間は『みっともない嘘』を吐かない。本当に冷徹なのか、本当に「やってない」のか。いかにも理性的な彼が妻と愛人を蜂の

          『ショーシャンクの空に』を見た

          性善説と性悪説

          ◆まえがき最近友達と「性善説と性悪説」の話したんですが、個人的に凄く面白かったので備忘録を残そうと思います。 テーマが古代ギリシャ人みたいですね。 暇人なので喋ることが“こういう系”になりがちです。いつも付き合ってくれる相手には感謝しています。 友達は性悪説、自分は性善説の立場で喋ったんですけど、基本的に共通認識に『人間は醜いね』というものがあって面白かったです。 ◆お互いの意見○性悪説:友人の談(を自己解釈したもの) 人間はすべて利己的である。 善行も根底には自己愛

          性善説と性悪説