【第一弾】一般リクエスト型シチュエーションボイス台本集〜全８作品１０本〜

2020/08/17〜08/24間

☆Twitterより募集をかけ、お題を提供して頂き、
それを元に短いシチュエーションボイス台本を書くというもの☆

【全8作品】

お題を簡潔にまとめた文とリクエスト者名のイニシャルを記載させていただいておりﾏｽｯ💡

（※お題によって、2通りの台本も有り）



❶記憶喪失の彼女がストーカーに襲われているところを彼氏に救われて復縁する
──Iさん

「はぁっ、はぁっ……

ここまで来れば、大丈夫っ

あ、ありがとう。君が来てくれなかったら私……

えっ？ ううん、

そんな大したことじゃないんだけど、

前にもこんなことあったような……

こういうの、デジャブっていうのかな？

えへへっ

あのねっ？

私、事故にあってからそれまでの記憶が

上手く思い出せなくて…… 正直不安だった

でも、

君が私の前に現れる度に、なんだかホッとしたの。

もう一度、君に恋してもいいですか……？｣


❷おっとりした財閥令嬢がメイドとパーティに着ていく服を選んでいる
──Rさん

「今度のパーティには何を着ていこうかしら。

ねぇ、リリィ（※メイド名）はどれがいいと思う？

あら！ ペールトーンの優しい色合いがとてもロマンティックね
このピエロットも私好みだわ

あなたらしいわね

そうね、あなたには……

これなんてどうかしら

上品なペティコートに華やかなオーガンジー、
流行りのベビーブルーのドレスは
気品のあるあなたにとっても似合うはずよ

何って、あなたも一緒に来るでしょ？

まさか私を一人で行かせる気？

ふふっ、冗談よ

ただ、あなたにもパーティを楽しんで欲しいの

普段、身の回りのことを任せっきりでしょう

えぇ、もちろんよ
このドレスは、あなたへのほんの気持ち……

まぁまぁ、リリィったら。遠慮しなくていいのよ？

ドレス、気に入ってもらえたようで嬉しいわ

週末が楽しみね」


❸幼なじみのさよならシュチュエーション
──R.Oさん

「行くのか

そっか、もうお前のしかめっ面ともお別れかぁ

いてて、叩くなって

……寂しくなるな

えっ、
意外って……

俺だって何も考えもなしに生きてちゃいねーよ

お前、怖いのか？

そうだよな…… 慣れ親しんだこの町を離れて、

明日、知らない土地に行くなんてさ

俺だったら今日は眠れねぇよ

なっ、泣くなよ！

おい、俺なにか変なことしたかっ！？

そ、そうか…… なら、いいんだ……

ん？

今はスマホだってあるし、来たけりゃいつでも戻ってきたらいーじゃねぇかよ

それを今生の別れみたいにピーピー喚きやがって

お前らしくねぇぞ

心配すんなって、器用なお前ならどこでも上手くやってけるよ、俺が保証する

おぅ

気ぃつけてな

待て

お前、離れても俺のこと忘れんじゃねーぞ」

❹遠距離カップルの通話
──Sさん

「ヒロト（※彼氏名）……？

うん、私。元気してた？

そっか、相変わらず忙しそうだね

『急にどうしたの？』って……

ううん、何でもないんだけど

ちょっと声が聴きたくなって

最近、いろいろと空回りすることが多くてさ、

少し落ち込んでんだ

うん。そうなの……

ごめんね、作業の邪魔しちゃったかな？

離れるとき、お互いにがんばろって約束したのにね……

シャキッとしなきゃね！

えっ、今度の土曜日？空いてるけど……

こっちに来るの？

嘘……っ。そんなの、嬉しいに決まってる

うん。本当にいいの……？

すごく嬉しいっ！

別にっ、泣いてないしっ

うん、うん

わかった。いつもの改札口で待ってるね

ヒロト？

今日も好きだよ」

❺一度は挫折した主人公がみんなの祈りで立ち上がるシュチュエーション
──Dさん

「俺は……何をやっていたんだ

みんなはどうなった……？

なんだ？ 必死に何かを叫んでいるようだ

よく、聞き取れない……

俺……？

俺の名前を呼んでいるのか？

ハッ！

俺は何を弱気になってたんだ！

俺だけじゃない、みんな必死に戦っているんだ


さぁ、立て。立ち上がるんだ

そしてもう一度、俺のこの手で、

世界を変えてやる

すまないみんな、心配かけたな

俺はもう負けない

この一筋に、みんなの想いをかける

今度こそ絶対に、誰一人として傷つけさせないｯ!! 」

❻『愛する君のためなら死ねる』『愛する君のためなら殺せる』の2パターン
──S.Nさん

ⅰ）『愛する君のためなら死ねる』ver.

「僕は、キミを守るためならどんな犠牲だって……


ひとりぼっちの僕に

キミだけは声を掛けてくれた

こちらに向けられたまっすぐな視線と、

ひまわりのような笑顔に

僕の心は一瞬で奪われた


手足口鼻、耳鼻目ん玉、

すべてのキミが愛おしい

キミの表情･仕草のすべてを

フィルムに焼き付けたいと思うのは、

異常でしょうか……？


君のヒーローになるためなら、僕は死んだって構わない

たとえこの身が滅んでも、キミへの想いが消えることはないから……


だから、こうしてキミの身代わりに刺されたって

ちっとも痛くないなんてないのさ


どうして、キミが泣いてるの……？

もっと笑って、

僕に笑顔を見せてくれ


僕はそのためにいるんだから、さ……」

ⅱ）『愛する君のためなら殺せる』ver.

「たとえ世界中を敵に回しても、アナタだけは誰にも渡さない

アナタに近づく邪魔な虫けら共は、容赦なく排除する

それは、息をするように当たり前のこと

アナタがいて私がいるという、

至極真っ当なこの世の理（ことわり）


アナタには、
何も知らずに笑っていてほしいから


なのに、アナタはいつからか

困ったように私に微笑みかけるようになっていた

まるで悲しいとでもいうように……


何故？ どうして？

アナタを悲しませるようなことは何もない


もしも、

アナタにとっての私が悪人だったとして、

制裁の手を止めることはできないだろう

アナタのすべては、私のもの……


アナタに危害を加えようとする者は、

何人（なんぴと）たりとも存在してはいけない、

存在することは許されない


たとえ、それが家族や親しい友人であったとしても……


それが私のアナタへの、

紛うことなき愛の証明」



❼浮気したけど彼女が好きと気づき後悔する彼氏と、浮気されて信じられない彼女。2パターン
──Mさん

ⅰ）彼氏side

「雨──

向かいのカフェテラスから、働く彼女の姿を見ていた

俺は、最低野郎だ

どうして彼女の気持ちに気づいてやれなかったんだ

彼女が苦しむことは、分かりきっていたはずなのに……!!

今更、何を後悔したって遅い

分かってる、でも

彼女を追いかけずにはいられない

待つしかないのか……

再び彼女が振り向いてくれるまで

せめて、彼女の笑顔だけでも取り戻すことができれば……

クソｯ、抱きしめる権利すら今の俺にはない

きちんと彼女と、自分の罪と、向き合わなくては……

そうだ

今夜、もう一度彼女に会いに行こう

そして何度だって謝ろう

それから、彼女の望みを叶えてやろう

彼女の行きたいところへ行って、
したいことをして、
わがままを沢山聞いてやるんだ

少しでも安心できるように

また愛してもらえるなんて高望みはしない

俺は、ただ彼女の笑顔を取り戻すだけだ

それがせめてもの償いだろう……」

ⅱ）彼女side

「彼の気持ちが分からない……

『お前を愛してる』
『もうあんな真似はしない』
と、あなたは言うけれど

私のことが好きじゃないから
ほかの女の子のとこに行っちゃったんじゃないの？

それとも、あなたにとってはすべてが遊びなの？

分からないよ……

本当は、今でもまだ彼のことが好き

こんなに酷いことされたのに、好きだなんておかしいよねっ

言いたいことは沢山あるのに、

もし彼に拒絶されたらと思うと恐くて言葉にならない

私って、なんでいつもこうなんだろ……

変わりたい


ねぇ

もう一度、
あなたのこと信じてもいいのかな……？」

❽コロナ禍で躊躇しつつも決意して帰省してきた友人を、帰りの新幹線へ乗る直前まで世間話をしたり労をねぎらいつつ、見送る主人公。
──Kさん

「もう帰っちまうのか

早いもんだ
あっという間の3日間だったな

まさかお前が辛いのもいける口とはな……

あれは、ラーメンではない
激辛地獄スープだ

なぁ、
都会も相変わらず大変なんだろ……？

だろうな。こんなご時世だ

地方のここですら、みんなピリピリしてるってのに

いや、お前に来て欲しくなかったわけじゃない

ただ、お前がまた無理してるんじゃないかと思ってな

だが、その心配はもう必要無さそうだな

お前の顔つきを見ればわかる

……そろそろ発車時刻か

なに、
何も二度と会えなくなるわけじゃない

また何かあったらいつでも連絡してこいよ

あぁ、約束だ
そっちに行った時には美味い店、紹介してくれよな

フッ、激辛はやめろよ？

じゃあな、また会おう」

______________________________ ✍🏻

〜あとがき〜

シュチュエーションボイス台本のお題をTwitterで募集する、という形でスタート致しました本企画。

様々な方からそれぞれ異なったお題を提案していただけて大変満足の行く結果となりましタ💡

完成度に関しては改善点がいくつか見られましタ。
ﾜﾀｸｼ自身の先入観で上手くお題を汲み取ることができていなかったり、

そもそもお題の出し方について記載しなかったﾉﾃﾞ、リクエストする方も伝えるのが大変だったように見受けられましタ。

これらは、今後同じ企画を行う際の改善項目にしていきたいﾃﾞｽ。


拙い台本デスが、今のﾜﾀｸｼの精一杯で書き上げさせて頂けたことを誇りに思いﾏｽｯ、
貴重な体験をﾄﾞｰﾓありがとうございましタっ！✨


卒塔婆しお🎩