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【書評】10倍速く書ける超スピード文章術(上阪徹)

こんにちは。ライターの吉岡です。
月曜日、週1書評です。

今回、ご紹介する本は
『10倍速く書ける超スピード文章術』上阪徹(ダイヤモンド社)
です。

付箋については、ここではスルーで。あとで触れます。

この本どんな本?

ひと月15万字も書くライター、上阪徹さんが「どうすれば早く書けるのか」について端的に、わかりやすくまとめた本となります。
15万字。どれぐらいすごい量なのかというのは、noteで活動されている皆さんならおわかりになるかと思います。
私の場合で考えますと、私のnote記事はだいたい700~1500文字ほど。ざっと1000文字として、それを月に150本の記事を書かれている計算になります。
そんな膨大な量を、一度も締め切りに遅れずに上阪さんは書き続けていらっしゃいます。本書はそんな上阪さんが早く書けることだけを考えた方法論が詰まった技術書、ビジネス書です。

お気に入りPoint

お気に入りPointは必要なことしか書いていないところです。
見てください。私がつけた付箋の量。

勉強できない子の教科書ぐらいついてる。

感銘を受けた箇所にべたべた張り付けた結果、こんなことに。
これではどこが大事かわからないのでは?と思われそうですが、それぐらい、大事なことしか書いていないのです。
上阪さんは、文章を書くのに必要なことは素材集めだとおっしゃっています。何もないところから書こうとするから、時間がかかる。素材を集めてしまえば、どれだけ長い文章でもすらすら書ける。
素材とは「独自の事実」「エピソード」「数字」です。文章はこの素材を組み合わせることで書ける。不要な言葉は取り除き、シンプルに、わかりやすく書く。
この本の中でも、それは実践されています。とにかく文章がシンプルで、独自の体験談も説得力があって、わかりやすい。
あと章ごとに要約が本当に端的にまとめてあるので、読み返すときに本当に助かっています。

こんな人に読んでほしい!

すべての書く人へ。
ライターはもちろんですが、仕事でメールや企画書を書く社会人、レポートを書く学生、ブログを運営されている方などにも是非読んでいただきたいです。

まとめ

私がライターになりたいと思ったきっかけは佐藤友美(さとゆみ)さんの著書でした。私のマインドの師匠はさとゆみさんです。そして、技術の師匠は間違いなく上阪さんです。(ちなみに、上阪さんはさとゆみさんの直接のお師匠さんです)

文章を早く書けるようになりたい方は、ぜひ一度読んでみてください。
きっと、文章を書くことへの考え方が変わります。

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