
憧れるのをやめましょう | ライター日記
こんにちは。ライター見習いの吉岡です。
本日は憧れと尊敬は違うよ、ということをお話ししたいと思います。
ライターになると決めて1ヵ月ほどが経ちました。
ライターについての本も読みましたし、ライター講座もたくさん調べました。ライターのことを知れば知るほど、「この人のようになりたい」という憧れを持つこともあります。
私の場合、心の師匠と仰いでいるのはライターのさとゆみさんです。さとゆみさんは、さとゆみビジネスライティングゼミの卒ゼミ生で運営する「CORECOLOR(コレカラ)」というメディアに、24時間で消えてしまうコラム「今日もコレカラ」を毎日執筆されています。
ライターを目指し始めた当初、私はさとゆみビジネスライティングゼミに入りたくて仕方がなく、「今日もコレカラ」の文面を毎日コピーしてテキストに保存するのが日課になっていました。(もちろん商業利用などしていません。)
しかしふと、思ったのです。
「毎日コラムを保存することに、なんの意味があるんだ……!?」
と。
それは、好きなアイドルのグッズを集めるような行為と同じです。
ファンだから、好きだから集める。憧れの人に少しでも近づきたい。その感情は十分理解できます。
ですが、私の場合はなんだ?お前は何になりたいんだ?さとゆみさんのファンになりたいのか?憧れのままでいいのか?
「憧れるのをやめましょう」
2023年WBCの決勝前に大谷翔平選手が言った言葉、去年の流行語大賞にノミネートされたので覚えている方もいらっしゃるかもしれません。
WBC決勝という大舞台。相手はメジャーリーガーばかりのアメリカ。
そんな人たちを相手に、これから戦うのです。憧れなんて気持ちを持っていて勝てるわけがありません。
私は別にさとゆみさんと戦うわけではありません。笑
しかし彼女をただの憧れとしてしまうと、それはファンとしての私になってしまう。
「今日もコレカラ」は毎日拝読しています。これからもずっとずっと尊敬しています。しかし、文面コピーを取るのはやめました。
私は、私のやり方でライターになります。そのために必要な勉強をして、精いっぱい頭を使います。ただ憧れるだけではだめなのです。
そんなことを考えた、年の瀬でした。
それでは、みなさん良いお年を。