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かんたん棋書エディタの局面図で▲同〇〇の駒が太字にならねーーーんじゃ!!!!!!【局面図作成よ永遠なれ】

ニッチ将棋ツールシリーズ
前回
https://note.com/k_yamawasabi/n/na97bd461c035

こんにちは!Vtuberやってます(ほんまか?)でおなじみ葛山わさびです。
みなさん、将棋ブログ/note/その他もろもろ、書いてますか~~~???
わたしは書いてません。ほんとは週1くらいでいろいろ出したいんだけど実践はそうはいかないという。

将棋の記事もいろいろありますけど、突っ込んだ盤面の話を書くときに不可欠なのが局面図、盤面の配置を示す画像ですね。
これをいったいどのソフトで作っているのでしょーか、という話からしにきました。
ぱっと思いつくのは、
Shogipic
クラウド局面図ジェネレーター
フリーソフト「局面図作成」(配布ページリンク切れ)
・ShogiGUI、柿木将棋などに並べてまんまスクショor機能で盤面を画像保存
・そもそもウォーズ、クエスト、24などの画面をスクショして使う

らへんですかね。画像が重いとかの悩みも今はないに等しいので、上3つと柿木の機能は白地の画像、スクショとGUIの画像保存は木目調の画像ができるので、基本は好みと手間で選んでいいのかな~とは思います。
web記事やツイートなら簡便さが何より、ということでスクショが多い気がしますね。黒基調のブログとか、紙に印刷することを考えるなら白地黒文字の画像のほうが視認性がいい、というのもある。

わたしとしては、将棋部の部誌(同人誌みたいなもんです)やら初心者の方へ教えるために作った教材など、紙ベースのものをよく作っていたので、白地のソフトの中でも歴史、カスタマイズ性に優位のある「局面図作成」を愛用しておりました。今でも扱いやすさはぶっちぎりだけど、配布元がプロバイダの撤退により入手不可。ちーん。

で、noteとか書くだけなら盤面スクショで全然いいんですけど。最近ちょっと作るものがあって、かんたん棋書エディタをよく触っています。これに内蔵する局面図は、BOD形式の局面情報、テキストで書かれたやつを突っ込む方式です。
すなわち、上にいくつか挙げたやつではShogipicや局面図作成と同じやり方。

左側の窓に入ってるのがBOD形式の局面情報
図面の名前や番号、キャプションは自由につけられる

たとえばShogiGUIで特定の盤面を並べて、「編集」→「局面をコピー」→「BOD」を選択するとクリップボードにこの形式のテキストがコピーされます。それをShogipic/局面図作成/かんたん棋書エディタに貼り付けると上の中央にあるみたいな画像ができるので、それを保存したりなんだり…という手順になってます。めんどいよ盤面スクショでええやんとかいう正論は効くので勘弁してください。

そんなあれこれの事情もあって、おそらく今回の記事はかんたん棋書エディタユーザー向けというか、お役立ち情報っぽいことを書くけど役に立つのはそこだけというか、そんな感じです。

かんたん棋書エディタの局面図で▲同〇〇の駒が太字にならねーーーんじゃ!!!!!!(タイトル回収)

どういうことやねん、というと。
かんたん棋書エディタの局面図、いわゆる最終手強調機能がデフォルトでオンになっており、最後に動かした駒は太字で表記されます。

Shogipic、局面図作成はじめほかのソフトではオプションでオンオフできるものが多い

はい、△同銀。あれ?

※図面のタイトルは手打ちしたものなので局面図の情報とは紐づいてない

1手前に動いた駒を取る▲/△同〇〇とした局面を突っ込むと、最終手が強調されない。えー、、となった人もいると思います。同〇〇の図面を見せるなら、たいていはその駒に注目してほしいじゃないですか。全部細字ならまだしも、他は太くてその図面だけが太くならないってちょっと困る。
「局面図作成」でも同じ現象が起きていて、けっこう悩まされていたのですがこのたび解決というか、理由が分かったので記事にします。

解決策、BODのテキストを編集する。上画像でいう
「手数=4 △同 銀(31) まで」
「手数=4 △2二同 銀(31) まで」と書き換え。スペースは取っても取らなくてもよし。

解決!

最終手強調機能で見ていたのは駒の配置ではなくこの最終手の記述で、ここのマス指定がないので太字にもなっていませんでしたよ、ということでした。これを書き足してあげればおっけー。

解決策としてはこれが一番スマート。以降も色々書きますが、表題の件はこれで片付いたのでいったん区切り。

将棋のこととかいろいろやってるので気が向いたらチャンネル登録してくれ!!!!!!でも他の麻雀とか他のゲーム、雑談とかもしてえな!!!!Vtuberをやらなくちゃ!!!!!!!!!!!!!

(おわり)

で、この太字にならない現象、いろいろ試していましたが。
柿木将棋で並べた盤面を入れてあげると、ちゃんと△2二同銀の銀が太字で入ってきます。
つまりは、ShogiGUIと柿木将棋で局面図をBODにしたときの書き方がちょっとだけ違います。
なので、これはかんたん棋書エディタとか局面図作成とかのソフトというよりは、GUIの仕様に起因すると言ったほうがよいでしょう。
比較。BODでコピーした局面図をメモ帳に貼り付けてみます。局面図もkifファイルも全部テキスト、困ったらメモ帳で見ていじってみい、とはよく言ったもの。

柿木将棋ではデフォルトで2二のマス指定が入っている!
し、対局者の名前も入っているのが実はそこそこの違い

局面図というか、棋譜の書き方がそれぞれでちょっと違うのかな~とも思ったけど。

どっちも棋譜をコピーする段階では4手目はただの「同 銀」

なので、柿木将棋だけ「局面をBODでコピー」という操作をするときに、最終手が▲/△同〇〇だった場合、その前の手(のマス)を見てBODに盛り込んでくれている、ということになりそうです。うーんホスピタリティ。

とはいえ、棋譜解析とか定跡の扱いとかも考えると勉強にはShogiGUIのほうを絶対に使う(わさびはそう)し、図面を作るときだけ考えても、柿木将棋で駒を動かすには人対人の対局を始めなきゃいけなくて、BODに対局者の名前が乗ってかんたん棋書エディタの画像、持ち駒のところに反映されるとかあるので…まあそれもイヤならBODから手動で消せばいいんだけど。
ShogiGUIは対局者がいない、そもそも対局を始めないまま駒を動かせて、そのままかんたん棋書エディタに貼り付けても対局者の名前が空白なら自動で「先手/後手」に設定されるので、かんたん棋書エディタ自体そっちに根差してデザインされてるのかなとは思います。
▲/△同〇〇も、手動で2文字足せばいいだけですからね。

結論、わたしはShogiGUI信者です!!!!

さらに補足:そもそもShogipicではBODの局面図が持っている最終手ではなく、(将棋の棋譜ではなく)Shogipic上で最後に動かした駒を強調する仕組みになっている、のでこの記事の内容いっさい関係なし!

△2二同銀のBODを貼り付け→最終手強調のチェック入れる→2二の銀を触って離す
の操作が入るので、局面を貼り付けた身としてなんか違う気がしてくる(個人の感想)
でも白図面にするならタイトルとか直前の指し手とか付けたくねーか!?
と思うのでわたしは好みじゃない…棋譜よりも詰将棋とかの出題に向くかも

さらに補足、お遊び
補足したテキストというか、最終手強調が見ているBODの部分。言ってしまうと局面から引っ張り出したテキストなんで、出したものをこっちでいじる分には合法手チェックとかあるわけではないです。
なので、ぜんぜん違うマスを書いたらそっちが強調される。

なんなら動いた駒の記述(「同銀」)を消しても6一の強調は生きてる。

つまりは本当にマス目、というかテキストを機械的に見ているだけだし、そうでないといじれないのでありがたい感じもしますね。
むしろゲーム的な将棋の本質はすべてコンピュータが扱える形で記述できるので、局面情報やら読み筋やらを日本語のテキスト→かんたん棋書エディタやGUIなどの絵へ変換してくれる技術にもっと感謝するべきかもしれません(?)

ということで、蛇足も一通り書き切ったのでおしまい。読んでくれたみなさんありがとうございました。
みんなも棋譜/局面のテキストで遊ぼう!!!!!

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ばいちゃでごんす。


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