娘産まれる
娘が産まれてちょうど1年経つので、これまでを少しずつ振り返ってみようと思う。
2020年4月。コロナ禍真っ只中の出来事だ。
妻は無痛分娩を希望
そのため出産日は決まっており、私も仕事の予定も立てやすくとても助かった。
病院から会社も近かったこともあり、午前中は会社へ、午後から病院で待機して過ごせたほどだった。
さて、気合を入れて病院に駆けつけると、、、
すでに陣痛剤を入れはじめていて、テレビで見たことのある光景
ひぃひぃふー。ひぃひぃふー。
背中をさすさす。
時間が経つにつれて陣痛の間隔も短くなってきて、いよいよ産まれてくるんだなって、自分の心はドキドキが早くなる。
ところがここで問題が、赤ちゃんの出てくるところが十分に開いてない、このまま産まれてくることはちょっと厳しそうだ。先生からそう言われ、急遽帝王切開に変更しようと伝えられた。
しばらく様子を見ていたが状況は変わらない。早々に決断を求められた。よし、仕方ない、帝王切開でお願いします。
そこからはあっという間だった。
妻は手術室へ。私は控え室へ。
少し待っていると、看護師さんがスマホを貸してくださいと駆けつけてきた。
まもなくお腹から出てくるとのことで、そのシーンを撮影してくれていたのだ。動画で撮影いただいたのは、「産まれた赤ちゃん」ではなく、「産まれてきている赤ちゃん」だ。
なかなか衝撃的な動画だった。
ついに赤ちゃんと対面👶
産まれたての赤ちゃんを見るのは初めてだったので、その可愛らしさと小さくてまだ弱々しい姿が守ってあげなきゃという想いが込み上げてきたのは今でも忘れない。
父親になれるかなって考えが、父親にならなきゃに切り替わった瞬間だった。