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著者公式!『最新トピック英語長文 予想問題(文化・社会編)』(旺文社)の使い方

『最新トピック英語長文 予想問題【文化・社会編】』(旺文社)が出版されました。著者本人のお伝えする本書のオススメポイント具体的な使い方をレクチャーします!

旺文社より好評発売中!

まず、この本の最大の特徴が、最近の入試で出題の増えている最新テーマの対策が深められる点です。例えば、一般的に長文の参考書や予備校のテキストは過去問から抜粋することがほとんどです。本書では最近の傾向として定番テーマから「最新の記事」やこの1~2年以内に出された記事から出題されていることを踏まえ、思い切って「本番で出典になりそうな英文を選ぶ」という逆転の発想を使って執筆しました。(普遍的な英文の解説をするというのもまた別企画ではやってみたいですが、この本は今後トレンドになりそうな英文から選んであるため、今後のテーマ的中率がむしろ増えるかもしれません。※担当編集者の皆さま、ぜひ!)

それでは特徴や扱うテーマをざっくりとみていきましょう。


① 出典になりうる新聞・雑誌から記事を選定


入試でも出典になりやすいガーディアン紙やNew York Times紙などから題材をとり、本番でもズバリ的中を狙った記事を選んでいます。最近の旬のトピックのトレンドはもちろん、これから出るであろうテーマを予想し、主要な論点も解説しています。

具体的にはChatGPT、ダイバーシティ論、ジェンダー論、アフターコロナの世界の働き方、ミニマリストとミニマリズムの功罪などです。これらは最近も入試のテーマで高い的中率を誇ります。さらには人文学の危機、ストリーミングのメディア論、ゲーミフィケーション、フェイクニュース、脱グローバル化など、今後の入試でも出題されそうな最重要テーマを解説しています。知らないと読みにくい、知っておけば安心のテーマ対策です。

さらに10の長文と関連する35トピックを解説しており、この本の解説を読み込むことで今後のトレンドになりそうなトピックの理解を深めることができます。

② キーワードとコロケーションがわかる!

文系トピック(文化・社会編)から旬なトピックのコロケーション・キーワードを集めましょう!最重要なキーワードは簡易チェックテストをつけました!自然科学分野(理系テーマ)に慣れ親しみたいという人は同じシリーズの岡崎修平先生の本にも取り組んでみましょう。

2冊そろえて使えば、文理の2つの最新テーマに習熟することができます!

著者の背景を最大限活かして執筆されているので、 人文学と自然科学の各学問分野の知的好奇心も満たされるでしょう。僕の本に関しては「人文学」を学ぶことの第一歩になるように、全部読み切ると「学問が楽しみになってきた」という気持ちが芽生えるようにテーマの配列にこだわりました。

※ ネイティブスピーカーやプロ講師の作成した問題なので、一般の予想問題とは一味も二味も違います。(プロのアイテムライター&編集部の皆さまとの協力を得て実現)相談しながら全問質の高いオリジナル問題を制作。本番の試験でも同じような問題が出題される可能性は十分にあります。

③ 本書の使い方を徹底解説 

Step 1 問題を解き、精読した後で解説を熟読する 
まず本書の使い方でぜひ押さえておいてほしいことがあります。 この本ではガーディアン紙やNew York Timesの英文があって、それに対応する問題が作られています。「予想問題」の中でもプロ講師とネイティブのライターが本気で制作した問題ですから、本番の試験さながらの問題に仕上がっているはずです。

きちんと制限時間内に解いて、そして問題の答え合わせをしていきましょう。解説を読む前に、英文の精読もしてみてください。その際は語句調べをするのは時間がかかるため、音読ページにある語句のまとめを参照してもかまいません。

※時事英文では語句がやはり難しいですし、受験生がサクッと調べるには正直大変だと思います。そこで、p. 15-18のように各Theme毎にある英文と和訳の載っているページの語句を見ながら精読していってかまいません。

正味1題、じっくり取り組むと問題を解く時間、精読だけで1時間くらいはかかるかもしれません。しかし、それくらいじっくりやってほしいのです。

Step 2 解説を熟読し、音声も活用する!

(1) 解説の熟読 
その際に解説では、「間違えた問題以外も」きちんと熟読してください。解説に加えて構文の解析、ディスコースマーカーの解説、 さらには問題を解くときのアプローチの仕方なども解説しています。 きちんと理解が深まるように読んでいただければと思います。

(2) 音声の活用 
さて、音声の活用についても触れておきましょう。今回の音声のクオリティも大変良いです。旺文社のリスニングアプリ「英語の友」を使えば、いつでも復習がしやすい音源が手に入ります。ちなみに、音声はリスニングの本を出版した時にもお世話になったEmma Howardさん、そしてこれまで何度か音声収録でお目にかかったこともあるJack Merluzziさんです。

僕のオススメは1つの素材を精読してから1回音声を通して聴くことをしてみて欲しいです。(文字を追いかけながらでかまいません)音読の前にこのプロセスを経ることで、だいぶ読みやすさが変わります。

パラグラフ毎に分けて聞くこともできるので、「ここはじっくり復習したいな」というところは音声を重点的に聞いてもらってOKです。

それを01-02と講が進むたびに行っていきます。

本番までの時間にもよりますが、秋に(10月~11月)の人はスラスラ読み、意味が正確につかめるくらい何回も取り組んで欲しいです。回数はあえて設定しないことにしますが、PDFでダウンロードした表を使ってもOKです!僕はもちろん(プロ講師や英語の達人に話を聞くと、そういう取り組み方をした人は第一志望に行っている人ほど多いかも)、真剣に受験勉強した人は受験期に音読した英文は今でも諳んじることができるものが多いのですが、そこまでやりこんで初めて英文が血となり肉となると言えるでしょう。

ただし、冬場(11月~直前期)に取り組むという人はいったん「問題を解くこと、英文の解説とトピック解説の読み込み重視」の現実的な進め方がおススメです。時間がないのに音読の回数をこなすことばかりにとらわれて、全部の範囲が進まないと「最新トピックに習熟する」という本来の目的が薄れてしまいます。トピック解説を熟読することによって、入試の最新テーマに対する苦手意識もなくなりますので、ぜひ本書の価値を最大限活用してみてくださいね。

Step 3 全部で35のトピック解説を熟読する

これで終わり・・・ではありません。トピック解説がTheme 1-5につけられています。これが本書の最大に価値があるところと言えると思います。事実、この本を読んでいただいてからSNSで紹介いただく時、感想をいただく時に「この本のトピック解説が現在の入試の最新テーマや現代社会の問題などが深く理解できる」という声をいただいています。僕の尊敬する先生方もそのようにおっしゃっていました。

ネタバレになるので、ここでは詳しくは書きませんが、入試問題だけにとどまらず、新聞雑誌や流行している英米の書籍、さらには大学の先生たちの問題意識などを研究してきたからこそ書ける解説になっていると自負しています。

※なお、この本は、「解釈」や「一般的な長文問題集」を1冊ずつやってから取り組むとより効果を発揮するでしょう。カタマリの把握の仕方などは掴んだ上で読んで欲しいので、僕の本では『ゼロから覚醒 はじめよう英文法』(かんき出版)、今回理系トピックの長文を書かれた岡崎修平先生の『動画でわかる英文法(読解入門編)』(旺文社)のいずれかに取り組んでからが安心です。また早慶や旧帝大を狙っている人は杉村年彦先生の『英文解釈Code 70』(かんき出版)に取り組んでみると、英文解釈的な問題点はほぼなくなって来るかと思います。

この解釈と定番長文の参考書の分野も僕自身いずれ近い将来書きますが、それはまたの機会に触れます。いったん、これらの分野のおススメなどは授業やSNSでも紹介していきますので、ご安心ください。

※トピック解説のチェックテストを解く

そのほかの重要トピックが各themeの最後に解説としてついているので、そこに出てくる解説と用語をしっかりと習得してみてください。チェック用のテストが下にあり、それを使って「最重要語」については確実にマスターするようにしてみましょう。なお、その他のワードも覚えるのが理想ではありますが、文脈の中でどのように使われているかを確認してもらうことが大事なので、まずは読み込むことを重視してみてください。キーワードなどについては覚えることをオススメします!

◎土岐田の24年最新刊の書籍も好評発売中

土岐田の最新刊一覧(2024年刊行の書籍)
①『ゼロから覚醒 はじめよう英文法』(かんき出版)

②『大人のための英文法 しっかり復習講座』(Gakken)




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