雑記20241210
YouTubeとXを開設して1か月が過ぎました。
10年以上オカルトからは完全に離れていた為、昨今のオカルト事情は全くわかりません。
また、「ただ2chに怖い話を匿名で書いていた人」なので、いわゆる怪談界隈の方々との交流も全くありません。
従って、これから書く内容は主観、憶測など満載です。不快に思われる方がいらっしゃったら申し訳ありません。ただただ読み飛ばして頂ければ…
ヤマノケ作者として名乗り出て、さて何をしようとなり、まずは1か月間、オカルト、怪談、都市伝説界隈等の方々を多くフォローさせて頂きました。
その上で、TLを眺めていると、大小ありますが、様々なトラブルが起きているなーという印象です。
↓ここから賛否分かれます。
基本的に、怖い話を語る側は、人を怖がらせて喜ぶという、ある意味胡散臭く、悪趣味な性格であると自覚しています(そうでない方もいらっしゃると思います)。
そもそも、怖い話を「するのが」好きって、リアルな人間関係の中で大っぴらに言うもんでもないですしね。
であるなら、怖い話を表で職業として語り、それでお金を頂いているような方々は、ただでさえ胡散臭く悪趣味なのだから、と自覚、自制し、謙虚で、真摯であるべきだろうと思います。
(いないと思いますが)胡散臭くて悪趣味な上に更に我が強く、横柄で、無遠慮な人間がいたとしたら、そしてそのような人間が怪談界を代表するような位置にいたとしたら、業界全体がそのように見られることも当然だろうなと思います。
また、怖い話の内容が、実話を謳ったものである場合、そしてそれが具体的であればある程、創作と比して「強い話」であるというバフがかかりますが、それと引き換えに「悪趣味度が増す」「当事者特定の危険度が高まる」「興味本位のワイドショー的視点で見られる」といったリスクがマシマシになります。
ヤマノケを書いた当時も、2chには凸文化がすでにあり、場所の特定は極力避ける傾向がありました。過激な住人はすぐ行っちゃうんで…しかも他の住人は「勇者」とか言って凸者を更に煽るんで…
ただ、全く場所を示さないと、上述の「強い話」にならないので、ヤマノケの場合は「宮城と山形の県境」というモヤっとした提示をしました。(直後、「作並あたり?」とだいぶピンポイントで近い場所を言われたんで、脊髄反射で否定しました)
17年前の、まだ今ほどツールが豊富ではない時代ですら、そういった特定へのリスクはあったわけで、今の時代に「実話」をウリにされている方々には、勇気があるなあと思うとともに、その代償を払う責任を負っている、という覚悟とか信念とかはあるのかなあ、と心配になったりしています。
もちろん、そのリスク回避の為、「本当にあったんだけど場所とかは言えないよごめんね」的な配慮もされていますが、より「強い話」にする為、リアリティでなくリアルにする為、具体的情報を言いたくなるというジレンマにも悩まされていることと思います。
今回のことで、そのジレンマが「言わない方向」にシフトする方が多くなると思いますし、それは不謹慎さや悪趣味さを忌避する現代社会、特にSNS上においては正解なんだろうと思います。
ただ、「聞く側」は、実話か創作かを問わずただ「怖い思いをしたい」と思って聞く方、「この話が本当かどうか推理、考察、検証をしたい」と思って聞く方、さまざまだと思います。
ですから、その両者にバランスよく折り合いをつけながら話す、という事が、これまで以上に実話をウリにしている方々にとっては頭を悩ませる事になるだろうなと思うとともに、ジャンルが二極化、あるいは細分化していくのかなーとも思います。
ストイックに実話の「強い話」を、細心の注意を払いながら話す方、実話だけれどもライト感覚で具体的情報を避けて話す方、創作と明示した上でエンタメとして怖い話を語る方…
自分のこととして考えてみると、私はそもそも、霊感も全くなく、人から聞いた話も親族や友人から聞いたものが数える程度。ほぼ全て、脳内で考えた創作怖い小話です。
また、怪談師の方々のように、表に出て、カンペもなく、その話術と演技演出、即興性で怖い話を語る、などということも現実的ではありません(YouTubeをご覧になられている方にはお分かり頂けると思います。向いてねえ)。
なので、これまで通り、「創作と明示した自作怖い小話をボソボソ喋ったりnoteに投稿するおじさん」で行こうと思います。それがノーリスク。
※新作怪談のアタマで「実話か創作か、信じるか信じないかは貴方次第」って言ってますが、アレはネタです。一部、実体験に着想を得ている箇所もありますが、物語としては完全に創作です。ヤマノケはいませんし、2階の窓から「あなたでいい」って言う女の人もいません。