子供と大人のコナン 宇徳敬子「光と影のロマン」
アマゾンプライムで国民的アニメ『名探偵コナン』を最初から順番に見ている。子どもたちと一緒に。
自分が子どもの頃に見ていたアニメを、大人になって自分の子どもと見るのは不思議な感じがする。
一回見て覚えているからというのもあるけど、子どもの頃は気づかなかった演出が目に入ってストーリーの先がわかるようになったりしている。一方子どもたちは、意外と単純な仕掛けにも気が付かない。自分が昔見ていたときにはどうだっただろう。
あと子どもたち、話が怖いからって一人でトイレに行けなくなるのは勘弁してほしい。
そして何より、当時の主題歌が流れるのがものすごく懐かしい。小松未歩やガーネット・クロウ、ルーマニアモンテビデオなど、コナンで覚えたビーイングのアーティストの名前にいちいち反応してしまう。
宇徳敬子「光と影のロマン」
コナン初期のエンディング曲のひとつ。子どもの頃は宇徳さんの名前も認識してなかったし、「おどるポンポコリン」のB.B.クイーンズのメンバーだったことも知らなかった。
子どもたちは聞こえたままに真似して歌っている。
「ロマンかたればひとーばーんじゅー
つかれしらずのオーナイロー」
昔の自分を見ているようだ。
子どもの頃は、当然ながらエンディングテーマとして短いバージョンを聴いていて、フルバージョンを聴いたことはなかった。それで今になって全曲を聴いている。子供の頃には知らなかった2番以降の歌詞が、大人になった自分に刺さってくる。
大人になって、アニメの楽しみ方は変わっても、アニメを楽しむ心は変わっていないと思いたい。