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君たちは「仲間」だ!_探究学習塾ナミカゼ#3
日付(所要時間):2024年6月20日(計90分)
場所:気仙沼市まち・ひと・しごと交流プラザ
学年(人数):1〜3学年有志(計18名)
概要:探究学習塾ナミカゼ2024 第3回目
コーディネーター:加藤・成宮・渡邊・三浦・永峰
今回のテーマは「ナミカゼを自分たちでつくろう!」。
突然ですが!
ナミカゼ生の大半は、複数人で同じテーマに取り組むグループ探究ではなく、1人1テーマで活動を行う(通称)「個人探究」に取り組んでいます。
個人探究はより「自分ゴト感」の強い探究活動が出来ることが強みです。
しかし、他者と関わり合うことで、自分だけでは気付けない視点をもらえたり、同級生から得られる刺激というものはたくさんあります。
だからこそ、同じ地域で探究に取り組む仲間として「ナミカゼ生のチーム感をつくっていきたい!」
…そんなオーダーを引き受け、今回、能登から遥々ゲストとして来てくださったのは(独立行政法人 国立青少年教育振興機構) 「国立能登青少年交流の家」の北見 靖直 所長 です!
突然始まったレクリエーション!
今回のナミカゼは、いつもとは異なり運動場に集まっての開催でした。
ゲストの北見さんは、大きく、明るい声色で、表情もとても豊か!
運動場に一歩踏み入れるやいなや、館内いっぱいに北見さんの声が響き渡っています。いつものナミカゼとは違う雰囲気に、ナミカゼ生たちもそわそわ会場に入って来ました。
皆が集まると、レクリエーションがスタート!
ナミカゼ生もコーディネーターもごちゃまぜになって、皆が一列に並び、弧を描くように座ります。
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北見さんからレクチャーがありました。
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なんとなく「面白いことが始まりそうな雰囲気」を感じて
自然と笑顔になっていくナミカゼ生たち。
その後も、頭や体をつかうゲームが続きます。
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「声を出さずに」誕生日順に整列するゲーム。
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4マス自己紹介をするワーク。
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チーム対抗戦のゲーム。
後半になるにつれ、「チーム対抗戦」のレクが増えてきます。
続いては「どこが変わったでしょうか」ゲーム!
Before・Afterでコーディネーター(たくま)の見た目が変わります。
まずはBeforeの状態をチームでよく観察します。その後、皆が目をつむっている間に、コーディネーターの見た目が変化します。
チーム対抗で、どこが何か所変わったのか、数を当てるゲームです。
ルール説明が終わった後、北見さんからは、
「チームワークは役割分担」「役割分担はチームワーク」
…という言葉が、繰り返し3回、唱えられました。
さあゲームがスタート!
スタート!の掛け声と同時に、1人のナミカゼ生から
「じゃあ私は右手を見る!」という声が上がりました。
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お互いの探究を知る
今度は、1人1枚の白紙が配られました。
紙の真ん中には、自分が取り組んでいる探究テーマ(もしくは関心のあるキーワード)を書きます。
その紙をチームで回し合い、お互いに「いいね!」と思ったポイントや、更に聞いてみたい「問い」を、テーマの周りに書き連ねていきました。
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書いた紙を元に、グループでの対話の時間をとりました。
前半戦で温まりに温まった雰囲気の中で、みんなの自己開示もどんどん進みます。
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最後に「みんなに協力をお願いしたいこと」「みんなに宣言したいこと」を書いて、こちらもまたグループごとに共有を行います。
グループでの対話の時間はここで終了。
今回のナミカゼの最後に1つだけ、
北見さんからシンプルなメッセージが送られました。
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君たちは『チーム』です。
『仲間』がいるから、出来るんだ。
北見さんからのメッセージは、とても簡潔で、
でも1つ1つの言葉に、とてもあたたかな重みを感じました。
今回のナミカゼ生のチェックアウトをご紹介します(一部)
他の人に自分の探究したいテーマを伝え、いろんな意見が聞けていい機会になった。初めましての人やあまり話したことのなかった人とも、楽しいゲームで関われて面白かった!北見さん、パワフル!!
元気いっぱいの北見さんのおかげで、最初から最後まで楽しい時間を過ごすことが出来ました!たくさんの人との関わりを体感することが出来ました。
自分の足元にこそ大事なものがあると思った。前を見るのもいいけど、たまには足元も見て、自分の周りを幸せにする存在になりたい。
個人プロジェクトに取り組んでいたとしても、
私たちは同じ意志を持つ「チーム」として、「仲間」として、
お互いの応援をし合い、助け合って、高め合える関係性を築いていけたらと思います。
(文・気仙沼学びの産官学コンソーシアム 永峰苑佳)