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どうするナミカゼ_探究学習塾ナミカゼ#11

日付(所要時間):2024年10月23日(計90分)
場所:気仙沼市まち・ひと・しごと交流プラザ
学年(人数):1〜3学年有志(計5名)
概要:探究学習塾ナミカゼ2024 第11回目 
コーディネーター:加藤・成宮・永峰

今回のナミカゼは、中間まとめ回。
前期ナミカゼの振り返りと、後期ナミカゼを考えるための作戦会議回です。

個人の振り返りを行うための「振り返りアンケート」の回答を行った後に、
残りの時間を30分ずつに分け、グループでの対話形式で前期の振り返りと、後期の作戦会議を実施しました。

まずは振り返りパート「上半期どうだった?」

前期の振り返りは2グループに分かれて、それぞれで振り返りを行いました。テーブル毎にコーディネーターが付き、グループ対話形式で振り返りがスタート。

ーー 前期のナミカゼで、一番印象に残っていることって何だろう?

コーディネーターがナミカゼ生に質問を投げかけると、1人の塾生が声を上げてくれました。

「ナミカゼ生同士で、お互いのプロジェクトに対して、コメントやフィードバックの送り合いをした回(ナミカゼ#4)が一番印象に残ってます。」
所属している学校や学年もバラバラ。且つ、有志で集まった熱度の高いナミカゼ生同士だからこその会話や、相互のフィードバックがとても面白かったそう。
「学校の仲良しな友達と話すのとは、またちょっと違った緊張感もあるし、でも分かり合える部分も多いナミカゼ生同士だからこそ、すごく良かったんですよね。フィードバックも、中には結構グサッとくるものもあって、それが良かった。またやりたいです。」

普段、一緒に学びの空間を共にしてはいるものの、改めてお互いのプロジェクトについて話し合ったり、フィードバックや問いを投げかけ合う機会は実は意外とありませんでした。ナミカゼ生同士の横の繋がりが面白かったというのは、とても嬉しい意見です。

ーー もっとこんなことがしたい・これが足りないと思うものは?
「ゲストの話を聞いたり、コーディネーターと話すことが多いので、もっとナミカゼ生同士で仲良くなれる時間や企画が欲しい!」「自分の自己管理だけでプロジェクトを進めるのが難しいので、期日を決めて何かに取り組む機会があったりしても良いかも」等、こちらもいくつか意見が上がりました。

やはり、ナミカゼ生同士で交流する機会が求める声が多いようです。


今後のナミカゼ作戦会議「下半期何したい?」

後期のナミカゼには、全3回の「塾生とつくる回」を予定しています。

「塾生とつくる回」とは、ナミカゼ生たちの要望を受けて、プログラムを設計する回です。昨年度は、ナミカゼ生が話を聞いてみたいゲストを招いて、車座形式で対話を行う回を実施しました。

ゲスト回については、「変わった人生を歩んできた人の話を聞きたい」という意見が上がりました。中には、「学校の先生に…、校長先生に来てもらいたい!」等の意見も!ゲストを招いた上で、ゲストの話を聞くだけではなく、ナミカゼ生もまた自分のプロジェクトについて話したい・聞いてもらいたいという声も上がっていました。

また、前期の振り返りでも話題に上がっていた、ナミカゼ生同士の交流については、カードゲームなどを通じて対話が生まれたり、仲良くなれる回をやりたいという意見が上がりました。

今回のチェックアウトの一部をご紹介します。

  • 他の人のナミカゼに対しての考えや探究への思いなどが聞けてかなり充実した90分になった。面白い企画やゲストの話もできてよかった。 『コーディネーターさんが思っている以上に雑談需要あります』!

  • 上半期と下半期について考えて、自分の探究が進んでいないことがわかってどうしようかなと思った。

  • 今日出た案を元に企画がレベルアップして、ナミカゼに来る人が増えたらいいなと思った。 ゲストに誰を呼びたいかを考えるのが意外と思いつかなかった。


後期のナミカゼを「一緒に考える」という対話の方向性に対して、はじめは中々意見が出てこなかったメンバーも、他のメンバーの意見や想いに触発され、「もっとこうしたい!」「これが楽しい!」などの意見が、次第に上がるようになってきていました。

後期のナミカゼは、塾生たちと一緒に「つくる」機会が増えていきます。
「自分たちの学びの場は自分たちで作っていくこと」を、これから塾生と一緒に、めいいっぱい楽しんでいけたらと思います。
(文・気仙沼学びの産官学コンソーシアム 永峰苑佳)


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