洋服と環境について考える 探究学習塾ナミカゼ#8
今回は第8回「ゆさぶる回」を実施しました。華やかなファッション業界の裏側の知られざる真実を教えてくれたドキュメンタリー映画「ザ・トゥルー・コスト〜ファストファッションの代償〜」(以下、トゥルー・コスト)をナミカゼ生のみんなと鑑賞しました。
洋服と環境について考える
全編90分間の映画を、プログラム時間の関係上、一部を省略しながら60分間の時間で鑑賞しました。トゥルー・コストの映画の情報や予告編はこちら。
私たちの着ている服はどのように作られているのか?どこから来ているか?誰が作っているか?知っていますか?という問いに対して、いくつかの切り口から現状や答えを示してくれる映画です。
時には悲しい現実を目にして、涙を流す高校生の姿も、、、鑑賞していた高校生は、世界で起こっている現実を知り、各々がなにかを感じている様子でした。
私達が明日からできること
映画鑑賞の後は、コーディネーターも含めて3人ずつのグループに分かれて、感想シェア、明日からできることについて、話し合いました。
鑑賞直後は、まだ頭の中が整理できない、余韻が残っていて言葉がうまくでてこない。。。それでも、自分達が身につけている洋服の裏側の現実をまずは知ることができてよかった、明日からできることは多くないかもしれないけれど無駄なものは買わないなど自分でできることはしてみようと思ったといった声が挙がりました。
印象的だった感想としては、一方的な映画に感じて、より安い値段で購入できるいわゆるファストファッションの洋服を購入することをやめることはできないと思うということ。
たしかに、今回観たドキュメンタリー映画は、製作者の視点により切り取られた、一部の見方や視点で描かれたものかもしれません。けれど、たしかに世界で毎日量産されている洋服の裏側には、綿の栽培のための農薬の問題、児童の労働の問題など様々な問題があるのです。
まずは知ること、そして自分自身のなかで咀嚼しながら、少しずつでもアクションを起こしていけると未来の世界はちょっと良くなるのかもしれません。
私は、洋服を買う時、これは本当に必要なものかな、長く使うかな、など必要性をしっかり考えてから購入するようにしたいな、と思いました。
(文・気仙沼学びの産官学コンソーシアム 渡邊 国権)
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