俺とゆる体操との出会い ③
きっかけは99年の夏、野沢で行われたDS社(現在:(株)運動科学総合研究所)
が主催している「極意合宿」である。
その前の年も、極意合宿はおこなっていたのだが、
いかんせん、料金がバカ高い!
今思うと、この時も高かったのだが、その前に開催されている合宿に比べ、お安い料金設定だったので清水の舞台から飛び降りる気持ちで参加してみたのである。
野沢温泉村
高岡英夫氏曰く
ガイアの気が一番濃い場所・・だそうな・・・・・。
ガイアの気ね・・・・うーん(汗)やっぱり怪しい・・・。
そんなこんなで野村温泉村に赴く、初めて!
行く途中、そして、現地・・・・自分の実家と比べ緑が濃いな・・というのが
最初の印象だった。空気もうまい。他のスポーツ団体が、合宿に良く使う場所なので、成る程、合宿を行うのは最適かもと思った。
自分が参加したのは、極意初級第一教程
始めの一歩というヤツである。
どうだったか?
それが・・・・・・・
面白かった
どう、面白かったの?
マンガみたいである
マンガみたい???てどういう事か
ワークの始めに必ず行う「ゆる」がキーとなっている。
まず凝り固まった身体を徹底的に脱力させ、必要最小限度の筋出力状態の
身体にする。その上で、身体意識をピンポイントに「練り上げる」。
だから、ゆるがどれ程出来ているか
これに、ワークの合否がかかっているのだ。
うまくハマルとマンガみたいな世界が展開される。つまり、今までとはまるで異なる世界。
軸ってこれか!
極まった意識状態ってこれか!
それまで馴染んでいたスポーツや、武道の動きとは全く違う質の動きが、自分の中から湧き出てくるというのであろうか、運動がそれまで苦手だった自分にとってこれは驚きの体験だった。
それに、ワーク終了後は、メシが旨い!(勿論酒も)
そんなにハードな運動したわけじゃないのにね。
また、夜などに行われる極意祭も、趣向をこらしており
高岡英夫氏のDS解説や、武技の体現などがあり、これも
大変面白かったのである。
・・てなわけで、最初は懐疑的だったのに
薄皮を一枚、また一枚剥ぐ様に、段々とはまっていく訳である・・・・・・・・(今風に言うと、沼にはまる)