「海底悲歌」の対談メモ
2月20日(土)、2月21日(日)に行われた大阪芸大の卒業制作上映会(DFA2021)では、作品上映後に制作陣の部門別対談がありました。そこで聞いた「海底悲歌」に関する話のメモです。記憶違いがありましたら申し訳ありません m(_ _)m。
【撮影部】佐藤知哉さん
Q.映画のラストのトンネルのシーンが印象的だった。
A.ラストシーンのイメージは最初に決まっていた。
Q.苦労した点は?
A.2日目のスケジュールがタイトになって、撮影としてどこまで妥協して良いかと悩んだ。
【照明部】松井宏将さん
Q.夜のシーンが多く大変だったと思うが、何か参考にしていたか?
A.監督がたくさん映画を見る人で、撮影に入る前にこのイメージでとたくさんのDVDを渡された。
Q.工夫した点は?
A.撮影で機材の移動が必要なので、時間効率を考え引きを先に、寄りを後に撮ってもらった。
【美術部】宮下承太郎さん
Q.缶入りのコーンポタージュを飲むシーンが何度も出てくるのはなぜか?
A.よくわからないが、監督の思い出の飲み物なのかな?
Q.文乃の家はどのようなイメージを持って作ったか?
A.リビングは父親の荒れた生活を、文乃の部屋は学校時代の懐かしさを出すように考えた。
Q.御所(ロケ地)はなぜ選ばれた?
A.たまたま知り合いがいたから。
Q.ラストの小屋の内装が印象的だったがイメージが合ったのか?
A.昔ヤンキーが基地にしていた場所というイメージ。ベッドもその名残。ネオンは買って、矢印は作って。コストを考えて選んでいた。
Q.ピアノを弾くシーンが多かったが、入手は大変だったのでは?
A.ピアノは壊れたものでも良かったので簡単にタダで手に入った。しかしそれをレンタカーで運搬したり設置するのが大変だった。
【脚本部】堂ノ本敬太監督
Q.苦労した点は?
A.ピンク映画なのでそのルールを意識しながら脚本をかかざるを得なかった点。
Q.工夫した点は?
A.エロい場面でエロが展開されるのは面白くないと思ったので突然エロい内容のシーンを入れたかった。例えば梨奈がコインランドリーで突然オナるシーン。
台本は80~90ページある長編だったが、ロケハンや予算などの都合でカットしていった。
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