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日米首脳会談からコミュニケーション術を探る


こんにちは、かにおじです。

皆さんは今週の日米首脳会談の
ニュースを見ましたか?
テレビやネットで大きく報道されていますね。

関税やUSスチールの買収(投資)等、
関心が高く、地雷テーマが目白押しの会談
でしたが――

なんか、いい感じに終わりましたね。

失敗すると思ったのに上手くいった
石破首相はホームランを打った

こんなコメントを見かけました。

まぁ、そうでしょう

ChatGPTですらこんなコメントを
返しましたからね…

ChatGPTは曲者だった


世間は上手くいくと思っていなかった。
しかし、その世論を覆し大きな成果を上げた。

なぜ、上手くいったのか。

そこには何かのコミュニケーション術がある
はずなんです。

ということで、今回は会談の会話を抜き取り、
使ったであろうコミュニケーション術を
自分なりの解釈を加えてまとめてみました。

相手を褒める(ギャップ褒め)

「テレビで見ると声高で、かなり個性強烈。
恐ろしい方という印象が、
なかったわけではないが……」

実際にお目にかかると、本当に誠実な、
力強い、強い意志を持たれた方。
合衆国と世界への強い使命感を
持たれた方
と、まったくお世辞
抜きで感じたところです。」

「ギャップ褒め」作戦ですね。
ベタでしたが効果的だったようです。

このギャップ褒め、
過去から現在等、比較して
何か良くなった時に使っているな、
と思います。

子供に対しては
前できなかった足し算ができるように
 なった
よね、すごいじゃない!」
という感じで声掛けするようにしています。

でも、やみくもに褒めるのではなく
「何」に対して「どう良く変化」したから
「褒めるのか」をはっきりしないと
上手くいかないのでそこだけ注意ですね。

相手の情緒に寄り添う共感

「狙撃をされたとき、ひるむことなく
立ち上がられ、こぶしを手に突き上げて
その時の写真が非常に印象的でありました。」

「その背後には星条旗がはためき、
そして青い空が映っていた。あの写真は
おそらく歴史に残る一枚だったと思います。」

「あの写真を見て、自分はこうして、
神様から選ばれたんだ』
『必ず大統領に当選し、再びアメリカを
偉大な国
に』
『そして世界を平和に』そのように
確信されたに違いないと思いました。」

トランプ大統領が昨年7月に
狙撃されたエピソードを使って、
相手の情緒に寄り添った言葉を
巧みに使っていますね。

というか、

めちゃくちゃ刺さりますよね…!
相当準備されたシナリオ・言葉だと思います。

準備って本当に大切ですよね。

トランプ大統領も恥ずかしげに
「Thank you Very much」と
言っているくらい効果は抜群でした。

相手のほしい話を端的・具体的に

トヨタ自動車の豊田章男会長は
トランプ大統領が再び就任することを
心待ちにしていた。トヨタ自動車は、
アメリカで工場を拡張・新設する計画を
近々、実行する。4月から本格的に稼働する」

大手トラックメーカーのいすゞ自動車について
「まだ発表していないが、近々アメリカに
工場を建設し、多くの雇用をつくる
ことを決定した」

「日本のアメリカに対する投資は、
この5年間、連続して世界一であり、
これから先、もっと伸ばしていきたい

アメリカの雇用や投資の増加というのは
自国の経済活性化に繋がるニュースであり、
トランプ大統領も満足していた様子。

トランプ大統領が関税の話をしてくる前に
この話を先に仕掛けた石破首相は
相当に策士だと思います。

仕事をしていて相手のほしい話がなにか
考えて働いているか、というと、
出来ていなかったな、と思います。

実際、仕事で求められるのは、仕事の
成果物だったり・相手がほしい情報
ですので
厳しくいうとそれ以外はすべてノイズです。

(と書いておきながら、相談することが
多すぎた自分に対して反省しつつ・・・)


会談を見ていて、どんな議論があって
どういう結論になったかということに限らず

なぜ成功した(と言われる)のか
なぜ失敗した(と言われる)のか

を掘り下げてみると勉強になることが
多いな、と改めて感じています。

以上、かにおじでした。



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