2. CLTとTBLT
こんにちは、高校教員のktです。
アメリカ政府に資金提供してもらっているOPEN(Online Professional English Network)という、英語教授に関わる人向けの研究団体によるオンライン研修(無料)に参加し、その内容を共有しているブログです。
(モジュール1については、文化からみる英語の指導でした)
モジュール2では、現代の英語教授法の主流となっているCommunicative Language Teaching (CLT)とTask-Based Language Teaching (TBLT)について学び、その2つを比較しました。
両者はよく似ているので、このオンライン研修以前は、私は違いがよく分かっていませんでした。
類似点:
◆生徒中心の学習であること(教員はファシリテーター)
◆意味のあるコミュニケーション/やり取りを通じて、英語を学ぶ
◆学習活動は、現実社会を反映したものであること(要はシチュエーションをベースにした言語活動をする。例えば、道を尋ねる、レストランで食事する、友達と遊びに行くなど)
相違点:
◆CLTは、意味のあるコミュニケーション/やり取りをすることを通じて、自然とターゲットとなる言語を用いることに重きを置いている。
◆TBLTは、目的とするタスク(成果物)の完成を目指し、その過程でターゲットとなる言語を用いること。
コミュニケーション重視となる以前の、多くのメソッドについても、モジュール2では学びました。
次回は、学習者に焦点を当てた教授法の意義についてです。