一歩を踏み出すための錯覚
<729文字>
人がものごとを把握する方法は、2種類あります。
まず1つは『あれとこれは同じ』。
もう1つは『あれとこれは違う』です。
どちらにも一長一短はありますが、『同じ』の善いところは大らかさです。
『自分とあの人は同じ』という捉え方には、諍いがありません。
ただし、完全一致というのは珍しく、多くの場合『同じ』は『似ている』という曖昧な判断になります。
その点、『違う』の善いところは正確さです。
『自分とあの人は違う』という捉え方には、冷徹な厳密さがあります。
しかし、違いにフォーカスすると、ザワザワしてくるんですよね。
それは、世界を切り分けることなので、孤独に通じてしまうのです。
頭のいい人は、だいたい後者的に悩みます。
『あれとこれは違う』『あなたとわたしは違う』という刀を振りまわして、人が近寄らなくなる感じです。
やたらにマウント意識が高い人も、そうですね。
ちなみに、ものまね芸がおもしろいのは、本来違うはずの人間が同じに見えるからと言えるでしょう。
それは把握の混乱であり、錯覚なんですが、わたしはその錯覚が大好きです 😊
そして、憧れの人に近づくのも、最初はものまねから。
冷静に考えれば『自分とあの人は違う』はずなんですが、『同じ人間なんだから』と思えば、大らかな一歩が踏み出せます。
早く行きたいなら一人で行け
遠くへ行きたいならみんなで行け
みんなで行くには進め方が大切ですね 😊
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしければ、『スキ』ボタンを押していただけると、励みになります。 そして、誰かのお役に立ちそうだったらシェアやオススメをお願いします。
もちろん、コメントも大歓迎 😃
世の中に、笑顔のあふれる人を増やしたい、と思っています。