言葉のゴールキーパー
谷川俊太郎さんが、お亡くなりになりました。
慎んで、ご冥福をお祈りします。
ものすごく追いかけたわけではありませんが、谷川さんの作品に出会うと、いつもホッコリさせてもらっていました。
特に好きな作品は、『朝のリレー』かな。
「追いかけたわけではない」と書きましたが、わたしの中では、谷川さんは『日本語のゴールキーパー』でした。
ガンガン攻めるというよりは、言葉の良心の『最後の砦』という印象。
「谷川さんに任せておけば大丈夫」だと思っていました。
何が『大丈夫』なのかと言えば、日本語の可能性を守ってくれるから…… かな?
発想そのものが素晴らしいので、他の言語に翻訳されても通じるはずですが、その最初の発露を日本語でしてくださったことに感謝しています。
何十年、何百年残っていく作品というのは、きっとそうしたものなのでしょう 😊