職場や家庭の風土を決めるもの
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柿の種が大好きです。
特に、わさび味に目がありません。
ほぼ毎日、小袋を1つ食べています。
主食か! という勢い 😃
だからとうわけではありませんが、
今回はちょっとスパイシーなお話です。
あらためまして
時代の迷子をやさしくみちびく
人を大切にする経営道の地蔵こと
スギオカです 😊
「人間の悩みは
すべて対人関係の悩みである」
アルフレッド・アドラー
と言われるように
生きている限り
人に関する悩みは尽きないものです。
職場しかり、家庭しかり。
わたしの専門は職場の方ですが
人間関係ですから
同じ問題は家庭においても見られます。
家庭も敢えて言えば、
複数の人がつくる『組織』ですからね。
新しいことに
ワクワクと挑戦する職場もあれば
同じことをイライラしながら
延々とくり返す職場もあります。
笑いの絶えない家庭もあれば
罵声が飛び交う家庭もあります。
どうして
そうした違いが生まれるのでしょう?
組織の風土や雰囲気の特徴を
4象限の形で解説してみます。
トップの画像を再掲しますね。
横軸は『欠点凝視』と『美点凝視』。
『凝視』は『見つめる』という意味で、
美点凝視は
善いところを見つけようとすることです。
一方、欠点凝視は
悪いところを見つけることですね。
縦軸に取ったのは
『一体意識』と『分離意識』です。
共通点凝視と相違点凝視と
言ったりもしますが、
横軸も縦軸も『見る』ばっかりだと
イメージが混乱すると思い
『意識』という言葉を使いました。
要するに
『あなたとわたしは同じ』と思うか
『あなたとわたしは違う』と思うかです。
それらの組み合わせによって
『自分の組織を自分でどう見るか』
は、決まってきます。
言わば、セルフイメージです。
実は、個人と同じように
法人(=組織)にも
セルフイメージがあります。
簡単に言えば
組織の風土というのは
組織としてのセルフイメージが
高いか低いかなんです。
順番に見ていきましょう。
理想は
組織自体の自己肯定感が高い状態です。
図の右上、❶ の
『自信が高まる』風土ですね。
セルフイメージが高いので
自分たちには善いところがたくさんあり
どんな困難も乗り越えられると思えます。
家庭で言えば
失敗を楽しめる雰囲気です。
そうした状態は
お互いの善いところを見つけ出し
かつ、その美徳を共有している
(=それは自分のものでもある)
と感じられることによって生まれます。
美点凝視も大切ですが、
一体意識がさらに重要なんですね。
というのも
そこが分離意識だと
相手の善いところを見つけても
『自分はそれを持っていない』
という嫉妬になるからです。
逆に、
自分はその美徳を持っているが
相手にはないと思うと
見下しが始まります。
必ず起きるわけではありませんが、
起こりがちですよね。
それが、図の右下❷の状態です。
もし、お互いに見下しがひどいと
図の左下❹の『非難合戦』になります。
自分が正しいと思えば思うほど
『相手と自分は違う』という前提で
相手の悪いところが目につくわけです。
『地獄』とは
常に人と人とが争う場所のことですから
欠点凝視と分離意識が重なると
現世に地獄が生まれます。
一方
一体感はあるものの
それがダメなところの共有だと
図の左上❸の『傷のなめあい』になります。
『どうせ、俺たちは・・・』
という、セルフイメージです。
実は、職場でも家庭でも
人がつくる集団には
すべて以上の関係性が当てはまります。
であれば、
断然、❶の『自信が高まる』状態を
めざしたいですよね?
そのためには
どうしたらいいと思いますか?
最初の一歩は
『相手について知ること』です。
きっかけは
たったそれだけのことなんですね。
人は
知らない=わからないものに対して
恐れをいだきます。
違ってたら違っていても、いいんです。
むしろ
人間ですから違って当たり前。
しかし
相手のことを知らないままだと
不安が生まれ、分離意識が増幅されます。
順番的には
欠点凝視よりも前に
分離意識が強まる感じです。
だからこそ
一方通行的に自分の主張を通すのではなく
相手の価値観や大切にしたいことを
知るための働きかけが大切なんですね。
早く行きたいなら一人で行け
遠くへ行きたいならみんなで行け
みんなで行くには進め方が大切です 😊
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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世の中に
笑顔あふれる職場が増えたらいいな、
と思っています。
また、
『お互いの違いを前提にする』
という意味で
わたしは家庭のモットーを
『毎日が修学旅行』としています。
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