
名前に尊敬を込めること
今日(2月18日)は、1930年に、冥王星が発見された日です。
発見したのは、アメリカの天文学者:クライド・トンボー(Clyde Tombaugh)さん。
ChatGPTに、詳しい経緯を聞いたところ
19世紀後半、天文学者たちが天王星と海王星のトレイルが予測とわずかに異なることに気づき、その原因として「未知の惑星」の存在が推測されました。
パーシヴァル・ローウェル(Percival Lowell)がその探索に尽力し、彼自身が建てたローウェル天文台で、未知の惑星の存在を示唆する計算を行いましたが、なかなか発見には至りませんでした。
その後、当時24歳だったクライド・トンボーが望遠鏡を用いて、夜空の写真を何枚も撮影しながら「ブリンク比較法」を使い、発見したのが冥王星でした。
とのことでした。
続いて名前の由来も教えてくれたのですが、これがなかなか秀逸。
発見後、天文学界では新たに広がったこの惑星に適当な名前をつけることになりました。
さまざまな候補が上がる中、イギリスの11歳の少女ヴェネチア・バーニー(Venetia Burney )が、ローマ神話の冥界の神「プルートー(Pluto)」を提案。
この提案が採用され、1930年5月1日に公式に「Pluto(冥王星)」と命名されました。
なお、「Pluto」の頭文字「PL」は、冥王星の存在を予測したパーシヴァル・ローウェル(Percival Lowell)のイニシャルでもあり、彼への尊敬も込められています。
11歳の子が命名したというのも楽しいですし、略称が研究者にかけてあるのも素敵です 😊
同じように、冥王星のハート型の模様には、冥王星の発見者であるクライド・トンボーさんの名前がつけられています。
「トンボー領域」。
2015年7月、NASAの探査機「ニュー・ホライズンズ(New Horizons)」が冥王星に最接近し、詳細な写真を撮影した結果です。

ちなみに、冥王星界隈はSF作品の舞台として取り上げられることも少なくありません。
個人的に印象深いのは、衛星であるタイタンの名前を冠したカート・ヴォネガットの『タイタンの妖女』。
高校時代に読んで感銘を受けた小説ですが、爆笑問題の太田さんもそうだったらしく、事務所名の『タイタン』は、上記の小説に由来しています。
「名前を使うことに尊敬をこめる」って、いいですね 😊