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「信じる」とは何か?

現在、とある講座のリニューアルの一環で「信じるとは何か?」ということを考えています。
哲学的であり、逆に実践的なテーマでもありますね > 信じる

議論を重ねる中で、1つの仮説として「信じているという状態は『他の可能性が思い浮かばなくなる』こと」という考えが出てきました。
良くも悪くも…… 😊


良い状態としての『他の可能性が思い浮かばなくなる』は、『覚悟を決める』感じです。
あるいは、集中力や挑戦意欲が高まる状態。
「脇目もふらず」と言っても、いいかもしれません。

一方、悪い状態としての『他の可能性が思い浮かばなくなる』は、排他的になることです。
何かを盲目的に信じ込むんで、まわりの意見に耳を貸さなくなるのは、けして良い状態とは言えません。

狭き道になるだけに、バランスが難しいですね > 信じる


宗教や政治の争いが収束しにくいのは、その根本に『信じる』心があるからですが、『他の可能性が思い浮かばなくなる』という定義は、その謎を解く鍵にもなります。
お互いに相手の可能性を見ないようにしているわけですから、収束しにくいのも当然です。

逆に、『相手の可能性を信じる』というコーチングのスタンスは、良き効果の増幅と言えるでしょう。
前者が負のスパイラルだとすれば、後者は正のスパイラル。
互いに背中をあずけられる関係性は、信じる力の結晶だと思います 😊

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