人の顔を覚える部位 42/45
この記事からの流れです ▼▼▼
今日取り上げるのは、側頭極上側頭回部。
このあたりです ▼▼▼
この部位はあまり研究が進んでおらず、『謎の部位』とされることもあるようです。
それでも、ある程度の推測はあり、『意味記憶や顔の認識』『他者の心理状態の理解』などに関わっていると考えられています。
つまり、高度な社会的活動ですね。
脳の機能は、基本的に不具合が出た現象に対して、欠損箇所を見つけていく流れなので、働きが高度な場合には推定が難しいのでしょう。
「人の顔が覚えられない」って、まぁ、普通にあることですから 😊
しかも、何かが『ある』違和感は比較的容易に感じられますが、何かが『ない』違和感って認識するのが難しいんですよね。
自分の部屋に知らない物が置いてあれば、すぐに気づけますが、あるはずのものが無くなっているのって、それが必要になるまで気づかなかったりします。
同じように、人の顔を覚える能力は光りますが、覚えられないからといって、取り立てて騒がれることは(よほどの場合でない限り)ありません。
さらにそれが『脳の働き』にまで結びつくところまでいくと、確かに謎の道筋です。
迷子になっていることにすら気づいていない状態かな。
脳の健康状態って、わかりづらいですね 😊