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発声にかかわる部位 6/45

この記事からの流れです ▼▼▼


昨晩、夕食の副菜をつくっていた時のこと。
仕上げにふりかける白ゴマが見つからず、右往左往。
冷凍庫に入っているはずなのに、いくら探しても見つかりません。
仕方なく、買い置きしてあった新しいパッケージの封を切った直後、なんと盛り付けるお皿の向こうに無くなったはずの白ゴマが……

「最後にかけるのを忘れないように」と、あらかじめ出しておいたことを忘れてしまったわけです。
軽くショックでした 😊

さて、今日取り上げるのは『下前頭葉弁蓋べんがい部』
このあたりです ▼▼▼

弁蓋べんがいって聞きなれない単語ですが、島皮質という部位に覆い被さる形で存在するため、そういう名称のようです。
要するに、フタですね 😊

この器官は、言葉に深く関係しています。
特にノドや唇、舌を制御して、発話をうながす部位です。
『ブローカ野』と呼ばれる領域の一部ですが、『ブローカ』は人の名前で、この部位が損傷すると失語症になることを発見したピエール・ポール・ブローカさんにちなんでいます。

なんでも、その発見は脳の機能が特定の部位に局在(=特定の場所に存在)している最初の解剖学的証明なんだそうです。
ブローカさんは脳機能局在説を確立した人としても、歴史に名前を残しています。
そして、ブローカさんのお父さんはナポレオンにつかえたこともあったのだとか。
Wikipediaを見るだけでも、いろんなところに話が飛んで、おもしろいです 😊


脳の部位には、機能などを発見した人の名前がよくつけられています。
ウェルニッケ野とか、ヘッシェル回とか。
なんだか、星や地名のようです。

ブローカさんの時代には、亡くなった後の解剖によって機能局在を証明しましたから、完全に専門家の営みでしたが、今はMRIがあり、そこから統計的に算出する数字データを見られるので、素人が何かを見つけられる可能性もあります。
天体観測マニアの名前が、星につけられたりする感じですね。

わたしが何か見つけたら『おじぞう野』にしてもらおうかな ❣️


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