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干支ひとまわりの放置

3日前にAmazon Primeに入会した記事を書きましたが、そこで取り上げた『偽物語』11話を昨日・一昨日で一気見しました。
なんだか、いい具合のハマり具合です 😊


アニメ作品は2012年の放映ですから、完全に昔の作品なんですが、個人的な忘れ物はいくつになっても回収しておきたいものですよね。

今や、世の中には膨大な量のコンテンツがあるので、その全てにあたることは不可能だとして、自分なりに一定のテーマをしぼっても、それでもこぼれ落ちていく感じです。
映像だけでなく、本までふくめると、その塵は間違いなく山のよう……
その山には、コツコツ登るしかない感じです。

たとえば、わたしはジェームズ・フレイザーの『金枝編』を読みたいと思って購入した後、四半世紀ほど放置しています。
『偽物語』の場合の、ざっと倍近くですね。
『偽物語』が干支ひとまわりだとしたら、干支ふたまわりの積読つんどくです。
どうでもいいことですが、『つんどく』『つんでれ』は意味的にもちょっと似てますね 😊

なお、『金枝編』については、松岡正剛さんが『千夜千冊』で取り上げられているので、そのリンクを貼っておきます。
なにしろわたし自身は読んでいないのだから、要約しようがありません。


『The Golden Bough』(金枝) ウィリアム・ターナー 1834


とはいえ、松岡さんの要約を読むだけでも、けっこう骨の折れるアプローチです。
「言わんや、本編をや」という感じで、わたしが『金枝編』自体を読み切ることはついにないのではないかと(あらためて)思っています 😊

ともあれ、『偽物語』『金枝編』も呪術に関係しているので、どうやら本当のマイブームはそのあたりなのかもしれません。
松岡さんの書評に出てくる

われわれは学者なんかになりたいわけではないからだ。古代の時空を「セカンドライフ」のごとくに滑空する者でありたいのである。

という一文に、グッときました。
大切なのは、心遊ばせることなのでしょう ❣️

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