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騙そうとしちゃダメよ
妻が暗闇が苦手になったことで、しばらく映画を見る習慣から遠のいていましたが、アマゾンプライムに加入したことで、一人で空き時間にちょこちょこ過去作品を見るようになりました。
で、昨日は、こちらを鑑賞 ▼▼▼
前知識があまりなかったので、てっきり『詐欺師』の映画だと思っていたら、むしろヒューマンドラマで、最後の場面では涙ぐみました 😢
ただし、これ、制作と広報がずいぶんズレている感じです。
上記の予告は『騙す』ことに力点が置かれていますが、全員がそのことに固執しているわけではありません。
つまり、詐欺師の映画じゃない 😊
さらに言えば、予告は『騙す』おもしろさをそのままトレースしようとしたのか、各シーンがまるで違う意味でコラージュしてあります。
刺激的なシーンをつぎはぎすることで、『おもしろい映画』に思わせよう(=騙そう)としている感じです。
しかし、この予告のようなドラマを期待したら残念だし、逆に本編からすれば「いや、そうじゃないだろう……」感がいっぱい。
勝手な邦題をつけて評価が得られないという、昔の洋画の残念な失敗パターンを見るようでした。
ちなみに、わたしは映画の内容よりも、大泉洋さんに惹かれて見たので、前知識がなかった次第。
映画には「人をだましてそんなにおもしろいですか !?」というセリフが出てきて、予告でもそのシーンが決めゼリフに使われていますが、それは「騙そうとしちゃダメよ」という意味なわけで……予告をつくった人にそのあたりが伝わっていない不幸。
作品の善さを、ストレートに伝える予告バージョンが見たい感じです 😊