三島さんのイベントに行ってきました
以前記事にした、こちらのイベントに昨日行ってきました 😊
登壇者は
・文芸評論家 :富岡幸一郎さん
・三島文学館館長:佐藤秀明さん
・実業家/著述家:執行草舟さん
プラス、女優:村松英子さんと演出家:宮本亜門さんの対談という内容でした。
どの方のお話もすばらしかったのですが、中でも出色は執行さん。
16〜19歳にかけて、何度も三島さんと直接文学談義を交わした経験をお持ちだからです。
生の声、しかもプライベートでの深いやりとりがベースにあるお話は、圧倒的でした。
その意味では、村松英子さんのお話も貴重。
いつもは「おめでとう」「素晴らしかったよ」と声をかけてくれていた三島さんが、最後に会った(つまり自決する直前の楽屋挨拶)の時にだけ「ありがとう」と言われたとのこと。
タモリさんが赤塚不二夫さんへの弔辞で、それまで口にしたことのなかった感謝の言葉を贈られたことに重なりました。
感謝の言葉はできるだけたくさん贈りあった方がいいものです(というのが一般論です)が、生涯に一度だけ放たれる重みというのもあるんですね。
合掌。