言葉を使わないことの魅力
アマゾン・プライムの会員になって、1ヶ月ちょっと。
いろんなコンテンツを視聴していますが、最近のお気に入りは『SUITS/スーツ』というアメリカの弁護士ドラマです。
10年ほど前のシリーズで、日本版もあるようですが、わたしが見ているのはアメリカ版の吹き替え。
俳優も声優さんもすばらしいと思いますが、シナリオの肌理の細かさが特に気にいっています 😊
「頭のいい弁護士」と設定だからなのでしょう。
「お互いの考えを察する」シーンがたくさんあって、その駆け引きを楽しんでいます。
つまり、言葉にしないコミュニケーションの厚みと魅力です。
『ローコンテクスト』と『ハイコンテクスト』という分類があります。
知識や文化に対する理解がなくても分かる、シンプルで明快なコミュニケーションがローコンテクスト。
逆に、ハイコンテクストは、文化や価値観、文脈の共有度が高く、言葉以外の表現に頼るコミュニケーション。
アジアは全般的にハイコンテクストであり、中でも日本は「世界一ハイコンテクストな文化」と言われることもあります。
詳しくは、たとえばこちらの記事をどうぞ ▼▼▼
一方で、多国籍かつ多言語な人が入り混じる欧米は、ローコンテクストでなければ成り立たなかったという歴史があります。
そういう意味では、『SUITS/スーツ』はローコンテクスト社会におけるハイコテクストグループという、変わったシチュエーションを描いているわけですね。
『言葉にしないコミュニケーションの厚みと魅力』は、そのあたりから来ているのかもしれません 😊