「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」を見た

公開日:1997年7月19日
監督:庵野秀明(総監督、26話監督)、鶴巻和哉(25話監督)
脚本:庵野秀明
音楽:鷺巣詩郎
制作:角川歴彦、池口之夫、山賀博之、倉益琢眞

視聴日:2021年6月7日(多分)
以下ネタバレ有

かの有名な旧劇というやつです。
内容としてはアニメの25、26話の別ルートの話。ルート分岐した話を劇場で放映するとか尖ってますよね。正直好きです。

細かな内容として好きかどうかと言われると少々頭を捻りますが、この先を楽しむのには確実に通らなければならないものなので、結果として見て良かったです。
何より元気なアスカが見れたのが嬉しかったな…。もちろん元気になる前にシンジくんにオカズにされたり、戦闘中もなんかめっちゃ無理難題強いられてたり、シリーズ通して不運で不憫な彼女ですが、やはり華やか且つ気持ちよく戦っている彼女は見ていて心は踊ります。

だからこそ最後のシーンの「気持ち悪い」が刺さるんですよね。これは勝手な私の解釈ですが、アスカ目線からしたらシンジくんめちゃくちゃキモいとは思います。別にオカズにしたとかそんなんこの際置いていて、人の首絞めたのに急に泣き出す男怖すぎるでしょう。
シンジくんは最終的に「他人という存在がいても良い!」と結論を出したくせに、アスカを拒否(殺害)しようとします。殺されかけた側からしたら「グダグダしすぎだろ怖…キモ…」と、少なくとも私ならそう思います。しかもよりによってそんな男と2人きりとか…。怖いですね。

前半の快活なアスカ。最後の、地の底から這うような感想を述べるアスカ。最高の対比でした。

アスカの話ばっかりだな…。私はミサトさんがエヴァンゲリオンの中では一番好きなのですが、あくまでシンジくんの保護者のミサトさんが好きなので、どうもあの手の表現は苦手。なのであまり旧劇のミサトさんは好きになれないのです…。旧劇好きの皆様にはもうしわけない。ウブですね、お恥ずかしい。

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