会社くん
※会社を初めて作る人向けに書きました☆
会社は人です。いわば「会社くん」です。
会社くんは管轄法務局に設立の登記を申請した時に生まれます。この時、司法書士がそのお手伝いをします。会社くんの助産師さんみたいな感じ…(笑)。
会社くんをつくる目的は様々で、
・税金対策
・事業をしたいが無限に責任を負いたくない
・社会的信用を得るため
・大規模な事業を行うため
・カッコイイから
・相続のリスク回避
など色々あります。
会社くんはある目的のために活動します。それは、利益を追求することです。利益を上げて、構成員とかに分配します。
利益を上げるためには活動資金が必要です。 その資金を出す人を株主とか出資者とかいいます。一人でもいいし、百人でもいいです。たくさんの人から資金を集められたら結構な金額になるでしょう。
会社くんには残念ながら身体がありません。そのかわり、会社くんの手足となって働く人がいます。取締役とかの役員です。活動資金を出す人と役員は同じ人の場合もあります。そんな時はその人が一人二役で頑張ります。
会社くんは人なんだけれども、法律によって認められた人(のようなもの)なので死にません。代わりに清算という手続きによって会社くんは消滅します。これも司法書士がお手伝いします。会社の看取り人みたいな感じ…(笑)。財務状況によっては破産やなんかしらの手続きが入ることもあります。
これが会社くんの一生です。人とはだいぶ違いますが、法律上おおむね人として扱われます。これを法人といいます。会社くん以外にも法人は沢山あります。
ちなみに有限会社はもう作れません。今ある有限会社は、株式会社として扱われます。