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何人も見る権利あり今日の月


国際学者の中村進午が、『名月や原被(原告と被告)とも観るけふの月』を真似て、『何人も見る権利あり今日の月』と詠じたと言われている。(高梨公之 『法格言集』)

※作者については異説有

法廷で、互いに権利があるだの無いだの主張して争う原告と被告にも、今日の月を見る権利は等しくありますよ〜(^ ^)そしてもちろんわたしにもその権利があります…といったことでしょうね。

他にも、同種の趣で、『不動産を動産にする鉢の梅』(詠人不詳)。

庭に咲く梅は、土地に定着しているから不動産の一部だけれども、鉢に仕立ててしまえば動産になりますよ〜と。


俳句とは思えない理屈っぽさ、これぞ法律家って感じですね。


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