資生堂さんのメッセージ
先日参加したイベントで、資生堂の代表取締役社長兼CEOの角谷雅彦さんがご登壇された。非常に感銘を受けさせていただいたので、紹介させていただきます。
資生堂さんのミッション
BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD
資生堂さんは2019年で147年の歴史を誇り、年商1兆円 営業利益1,000億円超え、国内シェアは50%近くに達し、世界に目を向けてもコスメ業界トップ10以内で日本企業として最上位にランクインする、とてつもないパワフルな企業。展開されているブランドを見ても、あれもこれも資生堂さんだったんだと驚きばかり。
https://corp.shiseido.com/jp/brands/
本当にすごいことだと思います。
いわゆる化粧品メーカーさんですので、当然、商売は「化粧品を作って売ること」
しかし、角谷社長のお話では、そうではなかった。
「資生堂は化粧品を売りたいのではない。化粧品によって喜びや幸せをもたらし、そこにある美の世界を作りたい。」(私の意訳なので正確な表現ではありません)
衝撃を受けた
感銘を受けた
うちもそうしたい
いや足元にも及ばない(当たり前)
なんなんだ
1兆円企業ですよ
すごい
本当にすごい
鳥肌が立ちました。
企業は、収益を上げることにより成り立つ営利団体。売上だ、利益だ、顧客獲得だ。当然そうなります。当たり前。儲からないと事業継続できない。
でも
うちみたいな小さい企業が言うのは負け惜しみに近いですが
規模を追い求めるスタンスの時代は終わったと思う。多様性とか、コト消費とか、サブスクとか、シェアリングとか、なんだか色んなことが騒がれているが、もっと本質的なところが必要ではないだろうか。
なぜ事業を展開するのか
なぜ自社は存在するのか
なぜそこで働くのか
世の中にとっての自社の価値、自社にとっての自部門の価値、自部門にとっての自身の価値。そして逆方向の自身が自部門・自社・世の中に何をもたらしているのか。
存在意義、という言葉がありますが、まさにそれが求められる世の中なのだと思います。
美の世界を作りたい資生堂さん
世界を作る
資生堂さんだから言えるメッセージだし、資生堂さんだから想像できる姿
ご講演を伺っていて、何も違和感がなく、自然と腹に落ち、資生堂さんにしかできない美の世界があるんだろうなと想像できた。ダイレクトなユーザでもない私でも容易に想像できるってすごすぎる。いわゆるブランディングなんだろうけど、もうそういう次元超えてるよな。
1兆円には遥かに及ばない自社だが、見習いたい
もう真似しちゃおう
そうなった時に、うちでできることは何なんだろうか。
なんとなく最近思っているのは
ITでできることは、自分が死んだ後(30年後くらい?)の世界
つまり、未来の世界を創ることに役立つのではないだろうか
いまの子どもたちが、眩しい光が注ぐ自然豊かな環境の元で、便利な社会の中で生活をし、経済発展と共に自身の成長を実感できることを楽しんでいる世界
資生堂さんのように分かりやすい表現にはならないけど、私自身のモットーでもある「なんでも楽しむ」ことができる世界であって欲しい。
そのためにできる IT を常に考えていきたい。