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鉄格子の裏側:美緒の罪(1,547文字)

割引あり

第十二章 追い詰められる真実

取り調べ室の空気は冷たく、無機質な蛍光灯の光が机の上に鋭く落ちていた。
美緒は椅子に座らされ、両手は手錠で腰縄に固定されたままだった。
正面には刑事が座り、その表情は険しい。
資料の束を机に叩きつけるように置いたその仕草に、美緒は自然と身を縮めた。

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