感応度逓減性を知ればお金と上手に付き合える
「自律神経失調症・うつ・ニートなど自らの経験を生かした内容」や「子育て方法・夫婦仲に関する内容」を発信しているぱぱりょーです。
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このnoteを読んでいるということは感応度逓減性について知りたい・興味がある、もしくは、お金を貯めたい・お金を増やしたい・お金に困らない人生を歩みたいかのどちらかでしょう。
今日は前半で感応度逓減性とお金との関係性について解説し、後半には具体的な例を挙げてお金と上手に付き合うヒントを書いていきます。
❶感応度逓減性とは?
行動経済学における利益や損失に関わる意思決定のメカニズムをモデル化した「プロスペクト理論」と呼ばれるものの中に【感応度逓減性】が存在し、この感応度逓減性は利益や損失の額が大きくなればなるほど、小さな変化に対して反応が鈍くなることを指します。
例えば、10万円を持っている状態から罰則として5万円を支払うことにはためらいを感じるでしょう。これは持っている資産に対して損失が大きいからです。
しかし、同じように罰則として5万円払う場合でも1000万円持っている時はためらいを感じにくいです。このように、罰則金は同じでもあなたの資産額に応じた損失が小さくなればなるほど、損した気分も小さくなります。
❷感応度逓減性を利用して売る
お客様に商品を購入してもらう時に感応度逓減性を利用するといいです。実際のところすでに多くの企業では感応度逓減性を利用して商売をされています。
例えば車を売る場合、車の値段はオプション代の除いて200万円と表示されています。この車を購入したいお客様にとってお金の損失額は200万円とインプットされます。そこで販売側はお客様のニーズに合わせた様々なオプションを提示します。その価格は数万円〜数十万円ほど。購入する人にとっては、「数万円払えば希望通りになるのならオプション頼もう」となります。
200万円という損失の基準を作ってあげることで、数万円のオプション代を安く感じさせるテクニックですね。このやり方はマイホームを買う時や結婚式を挙式するときなどにも利用されています。
すべてに共通することは単価が高額であることです。車もマイホームも結婚式も数百万円以上します。お金の損失基準点が高くなるので感応度逓減性を利用しやすいのです。
一方、スーパーなど単価の安いものを売っているお店では値下げはそこまで有効ではありません。数千円の予算で買い物をしている人にとって1000円の"上にぎり寿司"は損失が大きく感じてしまいます。むしろ398円の弁当を毎日買ってもらえるように来店数を増やす方法を考えた方がいいでしょう。
❸感応度逓減性を知って買う
あなたが車など大きな金額を払う時は注意が必要です。なぜならパチンコで10万円負けたら3日は悔しがるのに、オプション代で10万以上あっさり使う恐れがあります。
「良い車買うんだからこだわってアレもコレもつけちゃおう!」そう思ってオプション代を見ると数十万円になっているなんてこともザラです。そこにはスーパーで30円安い食パンを吟味しているあなたはいません。
老婆心ながらお伝えしますが、商売している相手は感応度逓減性などの行動経済学を分析してビジネスをしているプロです。なにも考えず欲望のままに購入すれば必ず出費は増えます。消費者側も学んで罠にはまらないよう気をつけましょう。
今日もお読みいただきありがとうございます。
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