シバまめこ

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マガジン

  • よしもとばなな

    彼女の世界は、いつも私をあるべき場所へ戻してくれる。 どの作品にも根底に流れている、世界の残酷さと美しさ、生きていくということ、愛するということ、その、とてもシンプルなことが、私を真ん中に戻してくれる。 なんど救われたことか。 ありがとう。ありがとう。

最近の記事

「自分を大事に」ってよくいわれるけど、大事にしすぎるのもよくないんだよな、、、

    • からだとこころ。背中と自律神経。

      最近、色々うまくいかないことが続いたり、マイナス思考になってストレスが溜まってたり、色んなことにやる気が起きなかったり、体もなんとなくいつもだるくて、寝ても眠い、、、 とにかくしんどかった。 そんな時、シュポーンとメールで、「リラクメニューに使える500円クーポン」がホットペッパーから届いたので笑、とりあえず久しぶりにマッサージか整体に行こう!と思い、何年かぶりのマッサージへ。 背中がガチガチになっていること、猫背&ストレートネックになっていることなど、自分の体の状態をし

      • ノラ

        その歌に、いったいどれだけの人が癒やされたのだろう どれだけの人の心をあたためたのだろう どれだけの傷に寄り添ってくれたのだろう 音楽は、耳でただ聴くものじゃない いい音楽は、体の中に入ってくると つくづく思う あの、今はもう随分と売り場が縮小されてしまったタワレコで昔、試聴のヘッドフォンから入り込んできた、やさしくて強いあの音色を なんどもなんども飽きることなく繰り返し聴いたあの音を きっと私はこれからもずっと忘れない いつかわたしも、どこかの誰かにとってそんな歌がう

        • とかげ

          久しぶりに読んだ。 確かこれを買って読んだのは、もう10年以上前のことだと思う。 彼女の作品は何冊も持っていて、それぞれ何度も読み直しているけど、これもその一つ。 彼女の世界は、いつも私をあるべき場所へ戻してくれる。 どの作品にも根底に流れている、世界の残酷さと美しさ、生きていくということ、愛するということ、その、とてもシンプルなことが、私を真ん中に戻してくれる。 私は、彼女の世界に登場するような、悲惨な状況でもないし、不幸な生い立ちでもないし、むしろ恵まれている、と思う

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        • よしもとばなな
          11本

        記事

          久々に、声出して泣いた。

          最近、色々うまくいかないことが重なっていたところに、理不尽な人の怒りのエネルギーに当てられて、久しぶりにものすごくムカつくことがあった。 もんのすごくムカついたから、とりあえずその怒りの感情だけぶつぶつぶつぶつ吐き出して、でもグチグチした自分も嫌だし、変に「いい人」な自分が顔を出して、「向こうにも向こうなりの言い分があるんだろうから」とか、変にデキる人ぶって考えてみたりしても、それもまた何か違うなとか思いながら、結局、そういう嫌な体験は、全部笑いに転化するのが一番と考えて着

          久々に、声出して泣いた。

          つぶやき

          理想はいつも輝かしく、ついついないものねだりばかりしてしまうけど、 今自分にあるもの、今自分に出来ることを、ただコツコツと積み重ねていくことでしか、結局前には進めないのだ。 魔法は、ない。 影ばかりみていても暗い気持ちになるだけ。 影は、光がないと存在しないのだから。

          つぶやき

          時々、いろんなことがめんどくさくなってしまう時があるけど その時はいつも そんなこと言ってたら、そもそも 生きてること自体がめんどくさいことなんだから 私は仏様じゃなくて ただの人間なんだから、まぁしょうがない と思って、過度にネガティブにならないようにしてる ポジティブに考えることは大事だけど、いいことばっかりみて、いいとこ取りしようとしてもうまくはいかない いいも悪いも丸ごと受け入れて自分を愛してあげることができれば、きっとそれなりに幸せにいけるだろう なん

          決意

          毎日毎日 くだらないことと尊いことが 押し寄せる日々にのまれながら わたしたちは 答えのない問いを抱えながら これからも ただただ歩いてゆくしかない 時に立ち止まり、振り返り 膝を抱えてうずくまり それでも 前に向かって歩いてゆくしかない いつか 真っ白な世界で 誰かの涙が報われますように 誰かの傷が癒やされますように それまではただ この美しく汚い世界で もがきながら生きていく

          排出

          私たちは、呼吸をしなきゃいきていけない 呼吸は、息を吐いて、息を吸う。 私たちは食事をしないといきていけない。 食べ物を体内に取り込んで、必要な栄養分を取って、不要なものは排出する 取り込んだら、必ず排出しなくちゃ、きれいに循環できない もちろん、良いものを身体に取り込むことは大事なこと けれど、どんなにいいものを取り込んでも、ちゃんと排出できずに体内に溜まっているとよくない 呼吸も、上手に吐くことができれば、自然に息は入ってくる 吸うことばかりに一生懸命にな

          ギフト

          私が笑顔であることが まわりのひとの笑顔になる それは(そう思えることは) 親からもらった最も素敵なギフトだと思う 誰かを笑顔にしたい そのためにはまず 自分自身が笑顔になること 自分の笑顔と誰かの笑顔がイコールになれば これほど幸せなことはない

          ヒーリングルーム

          気がつくと私は 広い広い草原の続く大地に立っていた 風に揺れて どこまでも果てしなく続く緑 私は目を閉じ 両手を広げて その風を全身に感じる 心地よく 首筋や手のひら通り抜けてゆく 燦々と光がさして 瞼越しに金色の景色が広がってゆく 私は気持ちよくてそのまま寝転ぶ ほのかな土のあたたかさと匂いを感じて 背中越しに大地の鼓動を感じる それはどこまでも深く どこまでも深く ずっとずっとふかーい地中に眠る 地球の命の鼓動 私はその優しい鼓動に包まれて

          ヒーリングルーム

          #哲学1

          幼い頃に信じてた「正しいこと」が おとなになって 「正義」という免罪符を持って刃を向けてくる 絶対的なものだと思っていたそれは ただのひとつの価値感なのだということを知った

          鳥カゴの外

          小説、映画、旅 そういう、日常からトリップできるものが 時々必要だ この世界に、この身体を持って生まれた限りは、どうやったってこの現実から逃れることはできないけれど それは不自由なようで しかしこの体があるからこそ、どんなに遠くへ行っても、ここに帰ってこれる この体で、たくさんのことを味わって、味わい尽くして いつかこの体から離れる日がくるのだろう だけど時々 どうしてもこの体が窮屈になったり、今をだらだらと大事にできなかったり、ただただ時間だけが過ぎていく

          いのち

          体というのは、この世界で生きるための 魂を入れるものであり、拘束するものでもある 体は本当に、ただの「入れ物」でしかないのだと この世で役目を終えたら 土にかえってゆく 体から解放された 魂と呼ばれているものは やがて天にかえってゆくのだろう やさしい記憶だけを遺して

          「神さまのビオトープ」

          今話題の「流浪の月」で、作者の名前は知っていたのだけど、なんとなく流浪の〜は興味が湧かなくて。 先日、本屋さんに立ち寄ったとき、書店員さんの紹介のコーナーにこれが置いてあって なんか、紹介文も好きな感じで、文庫だし短編集で読みやすそうなので衝動買い。 結果当たり!私の好きな感じの世界観だった〜 本日読了にて、感想というか、自分に沸いた感情をメモがてら書いておこうと思う。 世間で正しいとか常識とされていることや 一見みたら「普通こうでしょ」ていうことが 世の中にはたく

          「神さまのビオトープ」

          承認欲求

          今日帰りに、細い道を自転車でシャカシャカ走っていたら 向かいから自転車に乗った親子がやってくるのがみえた まだ自転車に乗りたてだろう幼稚園児くらいの子が 蛇行しながら近づいてくる 危ないので、とりあえず脇に避けて一時停止 私の横を、一生懸命ペダルを漕ぎながら通り過ぎる子ども そのすぐ後ろをゆっくり親御さんが同じく自転車で 無言で通り過ぎていった え?いや、いいんですよ、別にありがとうとか会釈とか 当たり前のことしただけですからねえ しかしながらつい心の狭い