大学時代の親友と距離をおいちゃった話
大学時代、私は教育学部の同じ学科の仲良しグループ5人組で行動していた。
その中に特に仲が良かった子がいた。
親友aとしよう。
私とaには共通点がたくさんあって
口が悪いのも同じ
笑うところも同じ
ビンボーなのも同じ
自己肯定感低めなのも同じ
だからかまってちゃんなのも同じ
なんの前触れもなく、同じ歌を急に歌い出すくらい私とaはシンクロしていた
授業もほとんど同じの履修して
バイトも同じのかけもちして
いつも一緒に遊んでいた
なんだけど、彼女が私と違うところ
それは、男子にめっちゃモテるところ!!
aは確かに笑顔が可愛くて、私からみてもホント輝くような笑顔してるなって思っていた
そして、いつも、いい感じになりそうな男子が現れると、私の存在が見えてないかのように私のことポイってするのだ。
もう男子にかまわれたくて必死だ。(私だったってそうだったのにかまってもらえなかったぜ)
そういうところはイヤだったけど。
でもそのうち戻ってくるし。
それ以外のaのいいところが好きだったし。
周りからも、kanaeとaってホント仲良いよねって言われていたから、彼女のイヤな面に違和感を感じつつも、
どんな面でも認めるのが親友、とか思って目をつぶって、
仲がいいフリをしていた
でもだんだんと膨れ上がる違和感
今思い出せば、学科のみんなで海に行った時
aの彼氏が生牡蠣をひとつ採った。私たちグループの女子が5人いる中で、彼氏はaにだけその生牡蠣をあげた。
aはみんなが見てる中ひとりでその生牡蠣を食べた。
優しい彼氏でいいねえ、なんて、他の女の子が言った。
わたしも、そうだねえって言って微笑むような顔を作ってたと思う。
でも、心の中は。
イチャついとんちゃうぞボケ💢
と思っていた。いや、自分でもその心の声に蓋をしてたから当時は気づかなかった。
ワタシ、そんなきったない心じゃないしい〜って。
(今だったら、当たれ!生牡蠣に!くらいに思っちゃうかもしれない。)
さらに
私は恋愛沙汰でもめるなんて全く無縁だったのだが、
ある時
aのことを好きな男子bが、UFOキャッチャーでとれたぬいぐるみを何気なく私にくれたことがあった。私もありがとうって何気なく貰った時、aの顔を見たら、、、
怒ってた!!(今思えばすねてた?)
えー!!あんたの彼氏ちゃうやん。というかいつもbのこと、ウザいとか言ってたやん。それでもbの中で自分が1番じゃなかったことがaとしては納得いかなかったのかな。
これが、女の怖いやつや、と思った経験である。
ぬいぐるみ、要りませんて。どうぞ、やて。
そして極め付けはコレ。
彼女は教員採用試験の勉強を頑張っていた。私は教員にならないことを決め、就活をはじめていた。
そんな私にaがかけてくれた言葉
教員にならないことは決して逃げじゃないよ!
一見いい言葉みたいだけど、
いやいやいや待って。逃げてるつもり毛頭なかったんだけど。逃げてると思われてたのか。
てなわけで、苦楽をともにした(はず)親友aとは卒業後全く会わなくなってしまった。
当時仲良しの5人グループに、私の結婚式の招待状を送った時もaだけは、仕事が忙しいから行けないかもとわざわざメールをよこした(結局来たけど)
あとから分かったけど、aは、家族のことが理由で結婚式を挙げられなかったらしい。あんなに結婚式挙げたそうなaなのに。
きっとそれがイヤだったんだろうな。5人グループのみんなが式を挙げてる中、結局aは結婚はしたものの式を挙げられなかったのだ。
もう会うこともないだろうけど、どうしてるかな。
私のかまってちゃん癖は、子どもを産んで消え去った。
若い時は、女子大生や女子高生というだけでかまってもらえたけど、もはやオバハンのことはだれもかまいやしない。
ああ、大丈夫さ、そっとしておいてくれよ、、、。
aもかまって癖なおったかな