
【美術展 感想】金曜ロードショーとジブリ展
現在全国巡回中の「金曜ロードショーとジブリ展」。
今回、三重県総合博物館での開催中に訪れたのでその感想になります。
展覧会自体も堅苦しくなく楽しい雰囲気なので、今回の感想は気軽な感じで書いてこうと思います〜。
はじめに
まずこの「金曜ロードショーとジブリ展」。
京都の京セラ美術館に来た時はあまりの人の多さに行くのを断念していて、今回行けるのをとても楽しみにしておりました!
あの時の京セラ美術館にも足を運びましたが、館内はすごい人だかりなのに鑑賞した美術展は空いてるという、目当ての美術展が違った僕には異様な光景でしたね。
さて、今回の場所は三重県総合博物館。
(通称:Miemu)
三重県の中でも1番大きい博物館で、休憩場所ではオオサンショウウオが見れるとても素晴らしい場所です。
常設展では三重の自然、文化についてよく知れて、特別展のチケットを買うと常設展示も一緒に観ることが出来ます。
※常設展示のみのチケットは一般で520円

僕は以前、「高畑勲展」で訪れており、それが今回は「金曜ロードショーとジブリ展」で再訪するのは何か縁のような物を感じています。
僕の中でジブリ展と言えばMiemuみたいになっちゃってますね。
今回の展示では、風の谷のナウシカが制作されて以降、金曜ロードショーでジブリ作品の放映に伴って、スタジオジブリが有名になっていく過程を追っていく内容になっています。
この「金曜ロードショーとジブリ展」に触れていく前に、以前鑑賞した「アニメージュとジブリ展」について触れさせてください。
アニメージュとジブリ展
こちらの展示はアニメージュという雑誌に焦点を当てて、ジブリの成り立ちを追っていく美術展です。
「金曜ロードショーとジブリ展」がスタジオジブリ誕生以降に焦点を当てているのに対して、こちらはスタジオジブリが誕生するまでと言ったら分かりやすいと思います。

スタジオジブリの原点である「風の谷のナウシカ」はこのアニメージュに連載されてから、映画になったのです。
映画の「風の谷のナウシカ」は漫画で第2巻までの内容。全7巻あるので、ぜひすべて読んでもらいたいほど面白い!
僕は今回の「金曜ロードショーとジブリ展」を、この「アニメージュとジブリ展」の続きのような気持ちで鑑賞していました。
金曜ロードショーとジブリ展
大まかにこの展示内容の説明をしますと、各ジブリ作品の説明、そして各年の金曜ロードショーの放映作品とその時代背景、日テレとスタジオジブリの秘話といった内容でした。
各年代を追っていくので見応えも多く、何だかんだ2時間半ほど鑑賞していたと思います。
僕も生まれは1999年。初めて映画館で観たジブリ作品は「ハウルの動く城」です。
そんな中で、「風の谷のナウシカ」や「もののけ姫」、「千と千尋の神隠し」と言った数々の過去作品を観れる機会があったのも金曜ロードショーがあったから。
昨今はテレビの時代とは言えなくなってきましたが、こうした大衆文化に触れやすい環境というのは続いて欲しいと思いますね。
さて、この「金曜ロードショーとジブリ展」の目玉のひとつと言えば、写真エリアじゃないでしょうか!
ジブリ作品のポスターになりきったり、腐海が再現されていたり、湯屋のジオラマがあったりと観ているだけでもとっても楽しいエリア!


個人的にはステンドグラスを用いた演出の部屋がすごく好きでした。「ジブリの幻燈楼」というみたいですね。ずっと居られるような空間でした。

以前訪れた三鷹の森ジブリ美術館を彷彿とさせます。あそこも好きでした。
「星をかった日」という作品が観たいんですよね。土星座も月ごとに上映作品が変わってしまうので、奈良からとなると行くだけで大変。
いつか観れたらいいなと思ってます。
あと地味なポイントかもしれませんが、千尋へのメッセージカードが再現されてたの好きでした。

おわりに
隅々まで鑑賞してとても楽しい美術展でした。
各ジブリ作品の紹介の時にまだ観たことない作品も多くて、そこは悔しかったですね。
(サブスクとかで配信して欲しいよ〜)
「借りぐらしのアリエッティ」から「アーヤと魔女」までぽっかり空いてしまっていて、そこも観ていたらさらに楽しい展示だっただろうなと思っています。
そういった作品も金曜ロードショーで観たいですね。
まだまだこれからも長崎、福島、静岡、大分と続きます。ぜひ自分の行きやすい場所で訪れてみてはいかがでしょうか。
幅広い年代の方が楽しめると思います。
では、今回はここまで!
お読みいただきありがとうございました。