【ただのメモ43】「人生は、運よりも実力よりも『勘違いさせる力』で決まっている」読書メモ②終
成功するためには、錯覚資産が必要。
しかし、錯覚資産を手に入れるためには、成功する必要がある。
このジレンマの解決方法とは…
「確変」が入るまでは、小さく賭ける
ハロー効果が得られそうな仕事や役割に手を上げ、
いろいろチャレンジしてみる
⇩
たまたま成功して、ハロー効果を手に入れられたら、
そのハロー効果を使って、よりよい環境を手に入れる
⇩
これを繰り返す
まず、小さなハロー効果を手に入れて、それをテコにして、もう少し大きなハロー効果を手に入れることを繰り返す。
「自分には、本当に才能があるのか?」と悩むことに時間を使うことをやめる
実力=スキル(後天的に身につけたもの)+才能(生まれつき)
そもそも才能があるかないかは、自分にも他人にも、そうそう見分けはつかない。見分けがつくと思っているのは、だいたい思考の錯覚である。
未来のヒットが、過去にさかのぼって、現在のあなたの才能のあるなしを書きかえる。
やってみて才能があることがわかるかどうかも運
ひとたび成功した人が、何度も成功するのは、「その人のやり方が正しかったから」ではなく、「『その人のやり方が正しかったから』だと人々が錯覚するから」である。
運ゲーであるという現実を直視し、シビアに運を運用して、成功確率を高めたプレーヤーが圧倒的に有利になる運ゲー。
運自体はコントロールできなくても、運の運用はコントロールできる。
実力
・人間は「実力」という要因を、プラス方向であれ、マイナス方向であれ「大幅に過大評価」してしまう認知バイアスがあるので、自分が思っているものの半分くらいに見積もったほうがいい。
・判断が難しいときは、「思考の粘り強さ」が決定的に重要で、難しい問題について考え抜くのを放棄すれば、思考の錯覚の泥沼に沈んでいく。
(例)「現状維持」と選択肢Aと選択肢Bが、どれも同じくらい良さそうに見えたのなら、「現状維持を選択肢から外してしまう」ほうが、成功確率は高くなる。
⇨「現状維持の法を選びたくなる」という思考の錯覚のゲタを履かせられているせいで、他の選択肢と同じに見えているだけだから。
・人間の直感は、「すぐに思い浮かぶ情報」を過大評価するし、すぐに思い浮かばない情報を無視して判断するので、人の「思い浮かびやすさ」をコントロールすることで、自分に都合のいい思考の錯覚を起こさせることができる。
⇨このとき重要なことは…
自分がどういうポジションなら力を発揮できるかの、具体的なイメージを相手にインプットするほうがいい。
実際に現場で戦力として活躍しているということを相手に印象づけるようにする。
最近連絡を取っていない友人知人と食事をしたり、勉強会へ出席したりして、網を広げ、網をメンテナンスすることに、それなりに大きな時間を投資しなけばならない。
**現実世界の敗者が、自分の脳内世界で価値評価を捏造し、脳内世界で密かに復讐を遂げる。
しかし、本人にそれをやっている自覚がない**
・マインドセットを「自分でやる」→「人を使う」にモード変更する。
・現実世界におけるプラスの価値自体(例えば、強い・美しい・豊か・健康・賢い…など)を、自分の脳内で否定しないように、注意深く自分の無意識を見張る。
「プラスの価値はすべて利用資源であって、否定すると損をする」と自分に言い聞かせる。
・自分の状態を、「いつかチャンスが来たら、他人の属性Xを利用してやろうと待ち構えている状態」として認識し、方法をいろいろ考える。
錯覚資産=「ハロー効果の強さ」✕「思い浮かびやすさ」✕「思い浮かべる人の数」✕「思い浮かべる人の質」の4次元図形の体積で表現できる。
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