【ただのメモ42】「人生は、運よりも実力よりも『勘違いさせる力』で決まっている」読書メモ①
錯覚をしていること自体に、ほぼ気づけない「思考の錯覚」
・この世界は、思考の錯覚に満ち溢れていて、「プラスのイメージを引き起こすもの」であればなんでも「全体的に優秀」という思考の錯覚を引き起こしてしまう。
・「錯覚資産」とは…
人々(他人)が自分に対して持っている、自分に都合のいい思考の錯覚は、一種の資産として機能する。
うまく運用することにより、複利で増やしていける。
・ハロー効果への対処法を知っていても、やっていない理由5つ
①理屈で対処法を理解していても「直感的に正しいと感じること」が正しいとしか思えない。
②たとえ直感が間違っているとわかっていても、直感的に正しいと思える行動をしないと、不安で、不快で、気分が悪くなる。気持ちいいほうを選ぶ。
③SNSでもリアルでも「直感的に間違っていると思える正しいこと」を言うと、友人知人に間違っていると決めつけられ、反感を買い、嫌われる。
「直感的に正しいと思える間違ったこと」を言ったほうが、人々に共感され、支持され、交友関係がうまくいく。
④ほとんどの場合、直感に基づいて意思決定したほうが、組織内での自己保身に都合がいい。
⑤ハロー効果による錯覚は、権力者にとって、都合がいい。
・自分の人生の選択をするときだけは、徹底的に思考の錯覚の汚染を除去して、研ぎ澄まされた直感と論理的思考で、本当に正しい判断をしなければならない。
・「信用」とは…「認められた人柄」&「認められた実力」
成功者の場合、実際のところ、「信用」のうちかなりの部分が「錯覚資産」
「信用」=「錯覚資産」+「認められた人柄」+「認められた実力」
・「錯覚資産」というのは…人の判断を誤らせる、空虚なハリボテ
・ウソを隠蔽する最も効果的な方法は、それを真実の中に紛れ込ませること。
・錯覚資産による成功は、トリックによるもので、それをごまかして、自分が立派な人間であるために成功したかのように言うから、醜悪で卑劣。
・思考の錯覚は自覚できないもので、その「自覚できない」という特性が、錯覚資産を、極めて優秀な武器にしている。
錯覚資産なしには、自分の人生の活路を切り拓くことはできない
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