娘へのプレゼントを渡す練習
娘のことを考えて書く時間が、1日の中に全然なかった
多くの人が、日々SNSやブログなどでたくさんのことを考え、書いていると思います。
僕も自分のSNSや出版TIMESというメディアで日々、何かを書いて発信しています。
でも、あるとき急に「父親として娘のために何かを考えて書いている時間って実はすごく少ないな?」と気づきました。
誕生日カードのメッセージとか、本当にそれくらい?
自分が毎日、いちばん時間をかけているものはやっぱり仕事です。
仕事ははっきりいって、自分が好きで勝手にやってます。
(あ、仕事はフリーで「出版プロデューサー」をしています。)
本の仕事については「自分が楽しいから」以外にも、お客さんのため、読者のためっていう想いが本心としてあるんだけど
「娘のため」ではないなと。
もちろん娘に将来「パパはろくな本つくってないな」って思われないよう、「恥ずかしくない仕事をしよう」という想いはあります。
でもねぇ、それを「だからあなたのためだよ」って言われたら、ちょっと自分に都合よすぎない?って思うよね?
愛情を行動で示すには「時間」が必要
「愛情」とか「相手を大切に思う」って、もちろん心が一番大切です。
でも行動として「愛する」「大事にする」ってどうすればいいんだろうか?
僕はそれは「相手のために時間をつくる」ってことだと思っています。
時間が有限で、貴重だなんて話、いまさらする必要もないですよね。
その貴重な人生の時間を「誰のために使うか」って、「大切な人」「愛する人」は誰で、他はそうでないってことをすごく露骨に決定づけますよね。
相手のことを大切に思うのなら、それに応じた時間をちゃんと使おう。
そう考えています。
僕は自分で言うのもなんですが、娘や奥さんと一緒に過ごす時間を、意識して作れている方だと思います。
「夜は家族と過ごす時間」と考えて、仕事や友人と過ごすのは週に3日までにして、毎週4日は家族と一緒に夕飯を食べるとかね。
こんなふうに「具体的な」時間を使っています。
でも、頭の中で「考えて」「書く(=整理する)」ということは全然してこなかったなって思うんです。
何年後かに娘に話したいことを書いておく
なんで僕が「考えて書く時間」を重視しているかというと、たぶんプレゼントと一緒なんだろうなと思います。
プレゼントって、もらったものはもちろん、
調べて、探して、買って…っていうそこにかけた時間や気持ちが感じられる方が喜びも倍増するよね。
そのうえ「気持ち」とか「愛情」なんて形のないものは、プレゼント以上に丁寧に、時間をかけて、まず「受け取れる」ようにしなきゃいけないんだと思う。
僕自身、今まで娘のことや、子育てについて考えてきたつもりだったけど、考えてる「つもり」のことが多かったかも?と。
ただ「思ってきた」だけのことと
「その想いに時間をかけて、相手が受け取れる形にする」ことは別なんだと
最近気づかされることがありました。
そんな難しい話じゃなくて、なんとなく考えてるだけだと、いざ伝えるときに「途中までしか考えてない」とか「最初の方と関係ない話になってる」とかそういう類いのことなんですけどね。
だからいつか、10歳なのか15歳なのか、あるいは今の僕と同じ歳になった時かはわからないけれど、ちゃんとあなたに伝えられるように、これから考えたことをちゃんと書いていこうと思います。