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人生は白いキャンパスの上に

久しぶりにnoteを更新する。

自分がいま書きたい、そして書かなきゃダメだ。

そう思える出来事に出会ったからだ。

この出来事については後々話していければ良いと思うんだが、簡単に言うと

新卒で選んだ会社に入社して良かった。

心からそう思えたからである。

2週間でそんな大層なこと言うもんだな。そう思う人もいるかもしれない。

しかし、反論するならば、2週間という短期間で心から入社して良かったなと思えたのも、就活時に納得のいく意思決定ができたからである。

きっと、就活期間というのはいかに納得のいく進路決定をするのかという期間で、新卒期間というのはその納得感の裏どりをしていく期間であるべきなのだ。

それが今の自分にとって、100%の形で体現できている。だから、短期間でそう思えたに違いない。

とはいえ、就活生が納得のいく意思決定が本当にできるのかは未だ不明である。だって、就活生の大半は働いたことがないのだから。

しかし、思考をすることは大事だ。

どれだけこの記事が21卒の皆さんに届くかはわからないが、感染症による難しい期間の中でも納得の行く意思決定してもらいたいと感じたので、記事にしていく。

だって、働いていてワクワクする環境をみんなにも体験してもらいたいから。

そこで、今回の記事では、あくまでも一個人、オーニシ一生という人物がどのようにして納得した就活を終えたのかを紹介していく。

また自分語りかよ、と思うかもしれないが、そういった中から学びを得る機会もあるのではないだろうか?


先に断っておくが、この先はめちゃくちゃ長い。(こらは書き終わってから追記している。)

なので、初めに要点だけまとめる。

ぼくが意思決定をする上で大切にしたのは

「会社のビジョンが自分の叶えたい世界に近いかどうか」

「やりたいことが具体で見つかるかどうか」

「素敵な同期に出会えるかどうか」

この3つである。

では、心して最後まで読んでほしい。

①大手就活への拘り

自己紹介でも話したかも知れないが、ぼくは旧帝大の硬式庭球部にて主将を務めていた。団体では2回全国大会に出場し、一度勝ち星を上げている。また、個人では北海道の学生ランキングにてシングルスで年間2位、ダブルスで年間1位を獲得しているような、謂わゆるバリバリの体育会系人材である。

そんな体育会系人材が目指すところはだいたい想像がつくのではないだろうか?

総合商社、大手金融、大手メーカーetc…

こんなところじゃないだろうか。

ご多分に漏れなく、ぼくは総合商社を目指しており、アルバイトの関係である総合商社から声をかけていただいていたこともあり、そこに行くつもりでいた。

だから、就活時期の前半はそこに行く理由を自分の中で探していく旅を続けていたような感じだ。

もちろん、やりがいのある仕事であるし、世界と日本の架け橋となるとても魅力的な仕事であるとかんじていたのだが、自己分析との乖離に違和感を抱いていた。

②ベンチャーとの接点

3年の6月から始めた就活だったが、10月になって初めてベンチャー企業と接点を持つことになる。

NPO法人エンカレッジというキャリア支援をしている団体(のちに所属することになる)のメンターに視野を広げる意味でもベンチャーを見てみてはどうだろうか?という打診を受けたからだ。

ぼくはどちらかと言うと柔軟性のある人間だったので、素直に受け入れベンチャーの合同説明会に行くことにした。

そこで出会ったベンチャー企業はキラキラしていた。

3年目で事業責任者です。1年目で新規事業立案しました。だとか、若手から一般論で言う新卒の枠を飛び越えた働き方をしている人を見た。

ぼくのキャリアプランは一般論に近しいものであったので、単純に驚かされた。その記憶は今でも覚えている。

年功序列のなかでしっかり自分の業務を責任持ってこなして、着実にキャリアアップしていく未来。

それの他にも、自ら無から有を作り出そうともがきながら、必要なスキルをかき集めて戦っていく。

そんなキャリアもあるのかと気付かされた瞬間であった。

③弊社との出会い

11月頃に東京で開かれたクローズドな就活イベントに招待された。

2日間で開催された就活イベントだったのだが、2日目の朝に催された合同選考会にてついに弊社と出会う。

しかし、第一印象は懐疑的であった。

もともとイラストレーターの姉をもっていたぼくは、イラストレーターの就業環境や才能のある人たちが日の目を見ない環境について問題意識を持っていた。

弊社は主にソーシャルゲームのイラストや漫画などを取り扱う会社であるから、その問題意識の渦中にあるような会社である。

そこで、ぼくは弊社の人事に対し、意地の悪い質問をする。

「いまのクリエイターの就業環境についてどう考えていますか?また、それに対する施策はどんなことやっているんですか?」と。

たぶん就活生からそんな質問を受けるとは思っていなかったのか、弊社の人事は少し間を開けてから答える。

「弊社はそこに対して1番に取り組んでいる。実際、今売れている漫画家などは一握りで、イラストもストーリーも背景も全ての才能が高水準にある人だけだ。しかし、これらの才能を個別に見ていけば、個々で才能が高い人もいる。そういった人たちを1人でも多く世の中に出していけるように事業を展開している。」

そう回答が返ってきたのである。

ぼくが単純な思考回路なだけかも知れないが、とても素敵な会社だし、こんな想いを持った人たちとクリエイターさんたちの活躍できる場を広げていけたらいいな。そう思ったのであった。

まずここで、一つ目の納得いく就活が終えられた要素が出てくる。

③ひょんなことから内定を貰う

そこからは早かった。

弊社にて自分がやりたいこと、できそうなことがどんどん浮かんでくる。自分が課題感のあったことだったからかも知れないが。

合同選考会が終わった後に人事の方とメッセンジャーを交換していたので、その想いをぶつけてみようと思った。

が、ちょうどぼくが東京に行くタイミングでその人は大阪に出張してしまっていた。

しかし、ひょんなことから社長とのランチ会が組まれ、そんな絶好の機会を逃すこともなく、全てをぶつけた結果、その場で内定者第一号として内定をいただいた。それが12月であった。

しかし、急な出来事すぎて自分が納得して就活が終えられるという自信も無かったので、就活を続けることとなる。

実際に有名メガベンチャーの数社から内定も貰い、意思決定をするまでには3月までかかった。

この期間に同期になるかもしれない人たちと数名出会っていた。

④同期になるかもしれない人たちとの出会い

1番初めに同期になるかもしれない人出会ったのは、カジュアル面談を終えこれから選考に進む人であった。(それが弊社の根本(ねもと)である。)

彼女は、とてもぼくとタイプが似てるが、根本(こんぽん)が違うような人間であった。

似てる部分では共感をし合え、違う部分では学びを得られるそんな空間に、とても刺激を感じていた。

話していくうちにこいつと一緒に働けたら面白そうだな。そう感じていった。

とはいえ、自分は内定者で、あっちはこれから選考を受ける人間。ぼくは期待させるようなことは言えない立場にあるのだ。

と思っていたのだが、思いが先走って実際に口に出してしまっていたのだ。

そこからというものの、根本以外にも同期になりうる人たちとの接点を持っていった。

その人たちも同様に魅力的な人たちで、なんと言っても人の価値観をしっかりと受け止め、その中から膨らみを持たせてくれるような人たちであった。

この中から何人が内定出て、何人が内定承諾するかはわからなかったが、完全にぼくのなかで内定承諾確度が高くなっていった。

⑤根本の内定

1番初めに一緒に働きたいなって思った根本の内定がついに出たのが2〜3月くらい。

ぼくも内定がある程度出揃ったタイミングで、ついに根本の内定が出る。

根本は先に内定承諾をしており(就活してなかったので)、一緒に働けるかどうかは自分次第となっていた。

もちろん、ぼくが他社に行くことで根本を裏切ったことになってしまうという罪悪感もあった。

しかし、それ以上に弊社の新卒に対する期待や就業環境、そしてクリエイターに対する想いに惹かれ意思決定の水準が高まっていくこととなる。

そして3月についに弊社に内定承諾を出すこととなったのである。

⑥まとめ

いまでは、4月に内定が出た丹治と清田も含め、素敵な同期に囲まれて働けることにとても幸せを感じている。

そしてそんな同期と描ける理想の世界だからこそ、本当に入社して良かったのだなと思えるのではないか。

結局人か、となってしまうが、特にベンチャーに進む人は同期を大切にしたほうがよい。

そして、多角的に事業展開してないからこそ、明確なビジョンを持って会社選びをすることが大切なんだと思う。

この2つのどちらかが欠けていても、入社後の納得環境を醸成することが難しいのだ。

いま、自分が仕事に対してワクワクした気持ちで臨めている環境に感謝しながらも、21卒の皆さんもこのような環境で働けることを切に願っている。

だからこそ明日もがんばろう。

そして、明るい未来を描いていこう。




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