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抱く気持ち


なんでこんなこと思ってしまうんだろう
この感情はどこから……
なんてよく思ったりもしてきたが、
どの人たちにも感じる共通点って
やっぱり家族関係なのではないだろうか。


親に思っている気持ちが、社会に思ってしまう気持ちなのではないだろうか。そんなことを感じた。
向き合ってみて、あぁ、そういえばこんなこと思ってたなとか、いわゆる感情の認知がしっかりできていないように思う。


感情を正しく知ることは自分を正しく扱えることになる。それを知ろうとしないと、同じような状況に安易に何回も繰り返す感情だと思い込んでしまうのだろう。


養育者との関係。コミュニケーション。
どんな環境元でどう育ってきたのか。
援助や支援、励まし、相談、悩み、
楽しさ、嬉しさ、満足感、不安定さ、
あげればキリがないほどの感情や体験を共にする。


人それぞれに価値観があり、
例え親子ですら考え方は違う。
時に同じだと共感し、時に違うと反発し、
一喜一憂するのもどこか不安定さがあるのかもしれない。


実際、子どもの頃は親が何よりも正しくて
自分は間違っているなんて今でいう偏見を持っていた。
あなたはあなたでいい、なんて言われたことがなかった。変わることを強要された。

まだ最近に近いのだろう。
変わらなくていいんだ、という人たちに出会い、
考え方がまるで変わった。
自分の良さを肯定することの大切さも
変わらなくていいという強さもあるのだと知った。


変えなければいけないという呪縛、
親もまたその親にそう縛られていたのではと思うと
この繰り返しは何も良くなるわけがない。
私たちはそうではないと信じたい。
似てないじゃない。反面教師だったのだと……


少し明るいほうへ行けたと思ったのに
また迷いだしてしまった。
あっちもこっちも強い感情が現れるたびに消したくなってしまう。不協和音。ザワザワ動き回る。
この世はディソナンス。思いっきり息がしたい

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