「デザインリサーチ」のステートメント

わたしがデザインリサーチを学ぼうと思ったきっかけは、どうしたらもっとアイデアが出せるのか。いろいろな役割の方々とリサーチのブレストをすることで広がりがでるのではと思ったためです。

リサーチで光を当てることで出来る影は「解釈」。光の角度によって影は操作可能だし、別の文脈に持っていくことも出来ると思います。そう考えるとアイデアとリサーチの距離が近くなるし、リサーチしなくてもアイデアが出る状態になっていくのではと考えました。

既にリサーチを深く知られている方もいらっしゃると思うのですが、まずは滝が上から下に流れるプロセスを疑いながら知る活動の可能性を読み解きつつ、自分自身やWS、建築、料理、小説、研究…いろいろな役割のコンテキストと解釈について考えることでクリエイティブなリサーチが出来るのではと思います。

たとえば、デザイナーはユーザーリサーチ以外に、ものを構造分解するリサーチをしますが、「進化が止まった部分を新しいマテリアルに取り替えてみると?」 という問いから、過去とは別の新しいものが生まれると考えています。他の文脈をもった方の問いだと何が生まれるんだろう、ユーザーリサーチの解釈から何が生まれるんだろうと考えるだけでワクワクします。

クリエイティビティとは、使ってくれる人の好奇心やファンタジーを刺激していけるかをどれだけイメージできるか。「どれだけできるか」はリサーチと問いと解釈からも生むことができると思っています。

キーワード:アナロジー、問い、深度、角度、メタファー、シナリオ、コンテスト、解釈、アイデア、コンセプトビルド

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?