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植物に興味を持ち出したのは、植物が持っている器官は人間と同じであるという話を読み聞きしたからだ。 人間の目の役割は植物にもあり、光感受性という視覚機能を持ち合わせている。ただし、人間は静的に一つのものを見続けることが不得意なために動いてしまうということだった。 また、明治神宮の森は有名だが、人間が植物の特性を知った上で計画的に作った自然の森によって、微生物が増え、動物の道が出来た話も、わたしの好奇心を刺激した。 植物を知ることは、自然界を知ることでもあるのだ。 それ以来、植物
いま、この部屋に決めるので家賃を1万円安くしてもらえませんか? 住んでいた部屋や街の環境に納得出来なかったわたしは、いまの部屋を決めるのに25件内覧した。 部屋の条件は「庭のある家」という単純な依頼内容だけど、ひとり暮らしの賃貸で庭はほとんどないし、あったとしても物件情報に記載されない。たまたま出会った不動産屋が、いまの家を知っていて案内してくれた。 自宅は昔邸宅だった家の庭をそのままに、アパートに建て替えたもので、近所にもそういう物件がいくつかある。 近くには3代続く古本
ソルニットは、歩くことは特定の範囲に限定されないとし、様々な人に、どういう意味をもたらしたかを記した。 また、「歩行の自由がなかった女性」の存在に触れ、未だに残存するジェンダー的な意識の低さを批判しつつ、フェニズム的な議論申し立てをしている。 1896年に始まったドイツの初期ワンダーフォーゲル活動は排他的であったし、多くの団体から権威主義的思想が芽生えた。 東大教授の四本裕子、清水晶子が(教養学部法613、608号)「女子が入ることのできないサークル」に触れている。問題化す
(宣伝です) 「意味論的転回」の読書会をしたいと思います。内容は下記のリンクから。 https://www.amazon.co.jp/dp/4434130331/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_MSgUCb34A99R5 知識構成型ジグソー法という読書法にて読書会をします。 http://coref.u-tokyo.ac.jp/archives/5515 人数の集まり具合によってはアレンジをして進める予定ですが、 各1.5Hで3回(多くて4回)程の読書会で全
今回は創造性のアナロジーと構造化について書きたいと思います。 ざっくりいうと意味を剥がして新しい解釈を取り入れようです。 今年は後半から様々なワークショップにプレイヤーとして参加させていただく機会がありました。その幾つかは1日か2日でアイデアからソリューションまで落とし込むサービスや商品開発のワークショップでした。 いくつかのワークショップでは連想アナロジーでアイデアを出すことがありました。カードを使ってアイデアを飛躍させることもありました。が、、、商品になっても使いたく
未来に向けてまだないデザインを考える。WSでもそういったデザインを考えることがあります。 「どこまでが今ある技術でどこからがデザインなのか」そういったことを科学者の人と話すことがありました。そして未来のデザインを考えるには、歴史や文化的背景が必要な場合もあるのではと考えています。例えば、未来の都市や政策、地域の問題ではそういった背景が必ず必要になります。 1999年 イギリスでは「カルチュラル・プローブ(文化探査機)」というデザインリサーチの手法が用いられています。インタラ
わたしがデザインリサーチを学ぼうと思ったきっかけは、どうしたらもっとアイデアが出せるのか。いろいろな役割の方々とリサーチのブレストをすることで広がりがでるのではと思ったためです。 リサーチで光を当てることで出来る影は「解釈」。光の角度によって影は操作可能だし、別の文脈に持っていくことも出来ると思います。そう考えるとアイデアとリサーチの距離が近くなるし、リサーチしなくてもアイデアが出る状態になっていくのではと考えました。 既にリサーチを深く知られている方もいらっしゃると思う