【要約】事業承継の対策と進め方がよ~くわかる本 第一章
この記事の参考図書
〇事業承継の「事業」とは何か?
事業とは「営業」と呼ばれるものとみてよい。
不動産事業であれば、不動産に関わりのあるものを一つのまとまりとして、その経済的・社会的な役割のことをいう。
〇事業承継の中身
具体的には、①経営権の譲渡、②自社株式の譲渡、③事業用資産の譲渡の3つである。
〇誰に事業承継するのか?
・親族内家族
・現経営者以外の役員
・従業員
・同業者や取引先
・関係のない第三者
などが考えられる。
〇事業承継の方法
・親族内承継
→6割を占めている。気心が知れている。
・従業員などへの承継
→親族内ほどではないが、心情的な抵抗が少ない。
・その他への承継→M&A
→どうしても譲渡先が見つからない場合には、事業承継センターの利用も一つである。
〇事業承継のメリット
・体質の改善
・若返り
・リスクの減少
・雇用や取引関係の維持
〇現経営者の心がけること
・拙速にならないこと
→事業承継は、取引先の関係を維持させるとともに、従業員からも支持されなければならないので、単に早く現役を退きたいなどの拙速な態度をとってしまうと、取引先や従業員に対して迷惑をかけることになる。
・現役を退きたくないタイプは、今の自分と後継者を比べないこと
→会社の10年後を見ることが重要である。
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