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ココドコ?ケニア?美味しいものばかり食べていたナイロビ【前田家の世界一周】
暑いエジプトを後にし、だんだんとアフリカ大陸を南下していきます。まずは、ケニアのナイロビへ。
ケニアへ
ケニアは、アフリカ東部に位置する国で、東アフリカでは、重要な経済・政治の中心地とされています。観光だけではなく、国の産業が多様であることや、インド洋に面した港を持つため貿易の中心地であることなどが、他の近隣諸国と比較した際に、より豊かになった要因のようです。
私たちは、まず、首都のナイロビへ向かいました。
お誕生日フライト
エジプトを飛び立ったのは、私の誕生日でした。空港で誕生日を過ごすのは初めてで、飛行機はカタール航空!しっかりとしたお祝いは後日やってもらうことにして、この日はバーガーキングで誕生日ご飯です。
エジプト🇪🇬のカイロから、カタール🇶🇦経由でケニア🇰🇪のナイロビへ
— ルイス前田 / ノマド歴10年100ヶ国 (@NY_ruisu) July 5, 2024
カタール航空のきれいな飛行機なので、誕生日フライトになった妻が @kaychan_i
「日本語あるよ!」「ブラックパンサーあるよ!」「ベイブも観れるよ!」ってアゲアゲです
誕生日おめでとうー!ケニアで美味しいお寿司を食べます🍣 pic.twitter.com/yUpLWb5Zdb
誕生日にカタール航空でエジプトに向かうので、もしかしたらアップグレードとかしてもらえるのでは!?と無駄にソワソワしていたのですが、普通にエコノミーのままでした。残念。
ケニアのeTAと入国
ケニアに入国するためには、eTAの取得と支払いが必要です。
eTAの申請サイトはこちら↓
申請の流れや、必要情報は駐日ケニア共和国大使館のサイトに詳しく載っていますので確認してみてください。
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海外のeTAやe-visaのシステムって、大概使いにくいイメージがありますが、ケニアのサイトは使いやすく、動作も軽くてストレスフリーでした。審査も3営業日で完了。
eTAを持っていたら入国は簡単かしらと思いきや、入国審査の列はかなり長く、1時間近く待つことになりました。ケニア在住の日本人の方に聞くと、入国の列はいつも並ぶそうです。
審査自体は何の変哲もなく、すぐ終わりました。
ケニアのSIMカードとM-Pesa
ケニアの滞在期間は9日間。少し長めの滞在なので、夫だけ、現地のSIMカード(Safaricom)を購入しました。空港で荷物を受け取った後に、SIMカードのカウンターがあります。なお、このカウンターも激混み。一人一人の対応に時間がかかるため、1時間近く待つことを覚悟してください。
SafaricomのSIMは、マサイマラでも使えたので、通信に困ることはないと思います!
また、SafaricomのSIMを入れておくと、M-Pesaと呼ばれるSuica的なモバイル決済サービスの利用もできるようになります。
M-Pesaは、ケニアで誕生したモバイルマネーサービスで、特に銀行口座を持たない人々の間で広く普及しています。M-Pesaを使うと、携帯電話のSMS機能を通じて、他のユーザー(お店含む)にお金を送金できるようになっています。
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現金の預け入れと引き出しは、街中でM-pesaと書いてある場所ならどこでも可能です。M-pesaがあれば、道端にある露天でも支払いができますし、お店側がお釣りがないから、持っている大きい現金で支払いができない!困った!みたいなこともありません。超絶便利です。
夫はなぜか設定がうまくいかなくて、M-Pesaを使えなかったのですが、ケニアに行く方は、Safaricom/M-Pesaのコンビを活用することをおすすめします!
ケニアから市内へ。ケニアUber事情!
ケニアにはUberとBoltが存在しています。やったー!金額も比較的に安く、どこへ行くにもとりあえずUberでした。一部の地域は治安も良く、日中であれば歩ける場所もあります。私たちも、徒歩5分くらいの距離であれば歩くこともありました。
エリアによって治安が全然異なるので、もし気になる方はBonさんのポストをご覧ください。滞在先を選ぶ時の参考にもなると思います!
JENGA HOUSEを利用いただく方に、よく「ナイロビの治安を調べると怖いことしかなくてビビっている」と言われるので、ナイロビ治安マップを作ってみました。
— 横山(凡)🇰🇪🌍アフリカのコミュニティを作る人! (@bon0404) August 25, 2024
まぁ比較的安全なエリアと危険エリアになりますが苦笑。適切に行動すればナイロビを満喫できると思いますので、ご参考になれば嬉しいです。 pic.twitter.com/5F2Q5wKfRk
ナイロビに着いてみて
ナイロビの中心地は、私が想像していたケニアの姿というか、車と人が多くて、雑多な雰囲気がありました。子供が物乞いに来ることがありましたし、ホームレスの方も多く見かけました。
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また、上のような写真の街並みから車で15分圏内に、六本木ヒルズ?と思うような地区もありました。明らかな格差を目の当たりにし、なんだか複雑な気持ちに。
滞在していた場所は、ナイロビの中で「キリマニ」と呼ばれる地区で、近くには大統領宅がありました。そんな地域なので、道もきれいでしたし、見るからに怪しい人は見かけませんでした。(なお滞在期間中は、ちょうど反政府デモが激しく行われていたこともあり、大統領宅が近くにあることは、安全のバロメーターとしては弱かったかもしれません。今は収まっているはず。)
ナイロビの滞在先
ナイロビでは、日本人の方が運営されているコミュニティハウス、「JENGA HOUSE」で宿泊させていただきました。2024年6月に、新しい家に移転されたばかりです。
私たちは、2段ベッドがある部屋に滞在させていただきました。陽が気持ちよく入る部屋で、寝具もかわいい部屋でした。他の部屋よりも床のスペースが若干広めらしく、スーツケース2台を広げても問題ありませんでした!
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JENGA HOUSEはゲストハウスではなく、コミュニティハウス。「アフリカでの日本人の挑戦を応援する」という目的のもと、ゲストハウス的な機能はありつつも、ミートアップやコワーキングスペースも提供している場所です。
滞在中にも、ケニア在住の日本人の方を集めたミートアップBBQが開催されました。私たちはただの観光客ですが、ありがたいことに参加させていただきました。
現地でビジネスをされている方から(30年近く住まわれている方もいた)、アフリカ向けの支援サポートをしに来られている方。ナイロビに出張に来ている方。いろんな方々とお会いすることができました。久々にいろんな職業をしている人と会えましたし、そもそも、この数の日本人と会うのも1年ぶりくらい。遠い島国からケニアに来ている人が、これだけいるのかと驚かされました。
というか、みんな、仕事してて偉いな…
ミートアップの他にも、ただただJENGA HOUSEに滞在しているだけで、近くにある日本食スーパーで買ってきた、お饅頭をいただけたり、
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運営している方々と一緒に、近くのマーケットでラーメンを食べたり、
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韓国料理や火鍋を食べに連れて行ってもらったりと、妙にアジアづくしな日々を過ごすことができました。食的には天国みたいな毎日でした。
もし滞在に興味がある方は、上にリンクがあるJENGA HOUSEさんのインスタグラムから公式LINEを追加し、お問合せをしてみたください!
ナイロビあれこれ
ナイロビでは、6日間滞在していました。相変わらずのんびりと。
エッサウィラジャケットを直してもらう
モロッコの港町、エッサウィラでイケイケジャケットを購入しました(詳細が書いてあるnoteはこちら!)
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色使いが好きでお気に入りなのですが、ほっそい糸で手縫いしてある裁縫なので、割と早い段階から穴が開き始めていました。
ナイロビに来ている観光客は、大体、アフリカ布を使った服をテイラーさんに作ってもらっている!服を直すこともやってくれるお店も多いはずだ!と睨み、JENGA HOUSEの代表であるKokoroさんにオススメのテイラーさんをご紹介いただきました。
テイラーさんのGoogle Map登録がないため、隣にあるファーマシーのピン↓
600円くらいで、手縫いっぽい雰囲気と、糸の色を合わせて修繕してくれました。安いし、配慮が効いているし、さすがオススメのテイラーさんでした。これで、またコートを着ることができる!
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服を作ることもしてそうなお店だったので、もし、ナイロビでテイラーさんを探している方は、ここへ行ってみてください!
おすすめカフェ
前田家と作業カフェは切っても切れない存在で、ナイロビでも良カフェを見つけました。
JENGA HOUSEからもUberで10分以内に行ける距離にあり、セキュリティバッチリのオフィスビルの1階に入っていました。Wi-Fiは強く、安定していて、机も大きく、お客さんの9割がPCを開いているので、気負いせずに作業ができました。
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とても気に入ったので、滞在中、2回行っています。
良かったスーパー
ナイロビでは外食も多かったのですが、一応、自炊もしていました。
スーパーに行かずとも、ローカルマーケットであれば、より新鮮で安く野菜や果物が手に入ると思いますが、私たちは基本カードで支払うので、スーパーへ。ナイロビにあるスーパーは、本当になんでも揃いました。
特に驚いたのは、Yaya Centreと呼ばれるモール内にあるスーパーです。
NaivasやCarrefourなどのスーパーで手に入る食材はもちろんのこと、アジアンや外国の調味料や食材も多く、お手頃な値段で販売されていました。日本のお蕎麦も、400円以内で買えたくらいです。
このスーパーがあれば、住める。確信できた場所でした(大袈裟)。
お土産ならここ一択
ナイロビ在住の日本人の方に教えていただいた、お土産ショップです。民芸品、家具から洋服まで、ケニアで買えるお土産品は、全部ここにあります。また、すべての品に値札が付いていて(値段もリーズナブル)、カードも使えるので、楽です。
かわいいものばかりで思わず爆買いしたくなりましたが、我慢して、アフリカ布のヘアバンドとショートパンツを購入しました。ヘアバンドは、宿に忘れてきたんですけどね(涙)。
ショップの真ん中にはカフェレストランもありました。週末はファーマーズマーケットもやっている様子。Wi-Fiもあるので、ゆっくりできました。
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ローカルのマーケットで、お店の人と話をしながら買い物をする醍醐味もあると思いますが、デザイン性と質が良く、楽に買い物がしたい人に、超オススメです。
誕生日のお祝い
エジプトの空港で、37歳になりました。誕生日は、先述の通り、フライトだったので、お祝いはナイロビで。
だいぶ前にGoogle Mapでお店を探していた時に見つけた、本格派のお寿司屋さんに行きたい!と夫にリクエストをしていました。
ディナーだと値段がはりそうだったので、ランチで連れて行ってもらいました。Villa Rosa Kempinski Hotel(とても良さそうなホテルだった)の横にある建物に入っています。
事前にお店のインスタグラムなどを見て行ったので、本格的であることはわかっていましたが、実際に行ってみて、その「日本度合い」に驚きました。
暖簾をくぐりお店に入ると、カウンターの席がL字型に設けられていて、おしぼりが出てきました。
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座った瞬間からテンションが上がりっぱなしで、出てくるお寿司も、小鉢も、ケニアにいることを忘れてしまうものばかりでした。お魚以外のお豆腐やワサビも、日本からわざわざ輸入しているそうです。赤身がとっても美味しくて、一生噛み続けてしまいました。
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お店の雰囲気は、まるで都内の一等地にあるお寿司屋さんですが、大将のOnukiさんは話しやすくて、気を張らずに楽しめました。たまたま隣の席で座っていた方も話しやすく、4人で一緒にお話ししながら食事できたのは良い思い出です。その方は、今はナイロビ在住だそうですが、少し前までは都内でイタリアンシェフをされていたそうです。とっても楽しい時間で、最高のバースデーランチでした。
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香港の母の味
上で紹介した「Connect Coffee Roasters」から徒歩圏内にある中華料理屋さんが、大当たり〜!でした。特に、蒸し鶏は人気メニューとのこと。
ランチで訪問した際に、たまたまオーナーのご夫妻がいて、話しかけてくれました。香港出身の方とのことで、とても丁寧に接客してくださいました。通いたくなっちゃう!
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ナイロビには、中華系のレストランがいくつもありました(というか、お寿司然り、どんな国の料理もあった)。お店は選び放題ですが、こちらのレストランは食にこだわりを持つオーナーさんがいるので、信頼できるかと!
ナイロビの総括
え?ナイロビっぽくない?
そうですよね。私も、そう思います。現地の食事よりも、自分で作ったパスタと、アジアンな外食をしていましたし、雑貨は、Spinner's Webで見ましたし、移動はUberでした。その分、めちゃめちゃ快適だったのは間違いありません。
ナイロビ滞在では、国の知らなかった一面を見ることができ、ここなら住める!と思える場所が増えました。この世界一周で、住居の候補がどんどん増えています。なんと幸せなのだ。
\私はこんな人です/
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プロフィール:
1987年生まれ。埼玉出身、11歳まで大宮で育つ。そこから親の仕事の都合でアメリカ・ニュージャージー州へ。2011年に帰国し日系メーカーに新卒入社。そこから外資金融メディア→外資製薬→外資メディアへ転職。2021年7月11日(セブン・イレブン)に前田塁と入籍し、2023年8月に仕事を退職し夫と世界一周、新婚旅行へ。
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