面積と人口の比率がバグ。バーレーンへ日帰り旅行【前田家の世界一周】
アブダビ滞在中に、日帰りで近隣国のバーレーンに行ってきました。
え?日帰りで行けるの? 行けるんです。
アブダビからバーレーンへ
朝9時10分。アブダビ発の飛行機に乗り、バーレーンの首都であるマナーマへ向かいます。日帰りとはいえ、国際線のフライト。2時間前の7時には空港に到着。
事前にオンラインチェックインを済ませていましたが、カウンターに行くように求められていたため、AirArabiaのカウンターで搭乗券の発行をしてもらいました。
カウンターでは、バーレーンの滞在日数を聞かれ、「日帰りで行くで」と伝えると、若干驚かれつつ、帰りの便の搭乗券も発行してくれることに。ラッキー!
アブダビ空港のイミグレーションは、ほぼ自動化されているので、空港に到着してから20分もしないうちに、ゲート側の方へ入ることができました。
フライト時間は50分ですが、一応、1時間の時差があるため、到着時間は朝9時20分です。
飛行機の中ではドリンクだけいただくことができました。LCCですが、サービスはバッチリです。
50分のフライトなので、キャンディークラッシュをしていたら着いていました。
バーレーンの入国
イミグレーションはガッラガラだけど、すごく広い。空港は新しくて、きれいでした。
ちなみに、バーレーンの入国にはビザが必要ですが、空港でアライバルビザを取得することができます。
イミグレーションのカウンターで、入国審査を受けるタイミングでビザを購入しました(5BD)。クレジットカードが使えたので、現金を準備しておく必要もありません。
入国にあたり、フォームの記入が求められる、といった情報もあるようですが、私たちの場合はフォームの記入を求められることはありませんでした。
入国審査では、滞在期間について質問をされましたが、日帰りである旨を伝えると、それ以上質問はなく、すんなり入国することができました。
バーレーン市内の移動
バーレーンの気温はアブダビと大差なく33℃ほど。でも、ほんの少しだけ蒸し暑く感じました。やっぱり島だからかな。
バーレーンの空港は、市内から少し離れた場所にありました。UberやCareemを使うこともできますが、やはり割高なので、バスを使うことに。
ただ、ここでトラップ!空港ではバスカード(GO Card)を買うことができません。乗車するには現金のみ(1人片道300 Fils、Filsはバーレーンディナールよりも小さい通貨)。
空港の到着ゲートにATMと両替所があったため、たまたま持っていたUSドルを両替し、バーレーンディナールを準備しました。
アブダビで、なんでもカード支払いができてしまう環境や、空港でバスカードが買えてしまうような便利さに慣れてしまっていたので、急にバーレーンが不便に感じる。
バスで運転手さんにお金を支払い、乗車。そこから30分ほどバスに乗り、市内のバス停へ向かいました。
バス停に到着しました。一応、セントラルのバスステーションなので、アブダビのような大きな建物がある駅を想像していたら、大森駅のバス乗り場みたいな、屋根付きの乗り場がいくつか並んで建っていな場所でした。
タクシーの運転手さんの声掛けが空港よりも多く、ちょっと強めに勧誘してくるタイプ。それらを丁重にお断りしながら、GO Cardのマシンへ。
GO Dailyと呼ばれる1日券っぽいのもあるのですが、マシンでは買えないっぽかったです。カードは使えず、現金の支払いのみ。結構、現金社会です。
バーレーンの紙幣が面白く、1ディナールの半分である500フィルスの紙幣は、ハーフディナールと呼ばれていました。紙幣に書いてある数字も、1/2。フィルスっていう小さな通貨の名前があるのに。
バスの時間表やルートはGoogle Mapで見ることができたので便利。バスも、乗ってしまえばエアコンも効いているし、清潔。乗る人もそこまで多くなくて、のんびり乗れました!
プチ観光をしてみる
とりあえず、バーレーン要塞へ行ってみることに。
バーレーン要塞は、2005年にユネスコの世界遺産に登録されており、紀元前2300年ごろに築かれたと考えられています。もともとディルムン文明の拠点として建設され、古代メソポタミア文明との貿易や文化交流の拠点となっていました。さらに、アッシリアやペルシア、ギリシャ、ポルトガルといった異なる勢力がこの要塞を支配してきたため、それぞれの文化や建築様式が混在しています。
意外と市内から離れていて、バスで30分くらいかかりました。この日は朝が早かったので、私はバスで爆睡。起きたら着いていました。
観光スポットの1つなので、それなりに人がいると思いきや、私たち以外誰もいない。あれ、アポカリプスでも起きた?
要塞の手前には、立派なミュージアムとカフェがあり、店員さんも何人もいました。その先にある要塞は、ゼロ。世界遺産なのに。
ロープで区切られてはいるものの、人は誰もいないので、悪いことをしようと思えばできちゃいそうな環境でした。これで良いのだろうか。
要塞の中に入れたような気もしたのですが、私たちが行った時は中に入ることはできませんでした。外周をぐるっと周り、移動することに。
お昼の時間が近くなったので、ランチへ。外が暑すぎてバテそうだったので、Uberでお目当てのレストランへ向かいました。そう。バーレーンの韓国料理です。
イスラム圏の国では、豚肉を食べることができません。豚肉が大好きな私にとっては悲しいのですが、なんと、バーレーンで、サムギョプサル食べ放題のお店がありました。豚肉が食べれる上に、食べ放題とは。
久々に食べる豚肉は美味しく、キムチと一緒に食べれた時には、バーレーンにいることを思わず忘れそうになりました。パンチャン、ケランチム、チャプチェも付いてくるので、お腹がはち切れるくらいまで食べました。
お腹がいっぱいになったので、しばらく横に寝転がりたくなる気持ちを抑え、次の目的地へ。ここからは、またバスで移動しました。目指すは、The Avenuesと呼ばれるショッピングモール。
ちなみにバーレーンのバスルートは、行きたい場所にズドンと到着するように作られていない場所が多かったです。例えば、The Avenuesへ行くバスも、1番近くにある停留所が徒歩10分の場所にあったり。
暑い中歩くのは辛いことに加え、歩道が少なく、徒歩10分だったとしても普段より長く感じました。まだ、旅行者向けに街が作られていないのかもしれません。
バス停から徒歩10分の距離を歩くだけでも、フラフラになってしまいました。冷房が効くモールに傾れ込むように入ると、そこには1つの街がありました。
モール内にあるお店は、まるでアメリカのモールのよう。でも、お店の看板がアラビア語。
アラビア語の見た目が大好きなので、思わず写真を撮りまくってしまいました。これらの看板を見て、なんのお店か分かりますか?答えは4つの写真の後に!
ウィンドウショッピングを楽しんだ後、アラビカ京都を見つけたので、ここで休憩。バーレーンにあるとは!
19時過ぎ発の帰りの飛行機に間に合うよう、16時頃にはモールを出発し、空港へ戻りました。
そしてアブダビへ帰る
プライオリティパスを持っていると、バーレーンの空港では、空港内のホテルで背面マッサージが30分無料で受けれるみたいです。
私は、だいぶ昔にプライオリティパスの期限が切れているのでマッサージを受けれませんでしたが、夫が受けていました。結構良かったみたいです。いいなあ。
バーレーンの空港は、アブダビほどではないですが、広く、新しく、お店も多く入っていました。出発までボーッとして、飛行機に乗り、アブダビに帰国。
アブダビに入国するのは2回目になるので、自動ゲートを通り、秒で入国することができました。外国人でも自動ゲートが通れるって、本当にすごい。アブダビの空港が、世界で1番先進的だと感じています。
21時過ぎに到着し、バスに乗って帰宅しました。疲れた!
バーレーンまとめ
バーレーンは、観光スポットはあるけれど、どこに行っても基本空いていて、人がとにかくいなかったことが印象的でした。都内に見習って欲しいくらいですが、逆に空きすぎていて、この国は何をして経済を成り立たせているのだろうか。と思うレベル。多分オイルなんですかね。
中心部にしかいなかったからか、生活感が感じられなかった国でした。国民の皆さんは、どんな暮らしをしているのだろう。
謎が謎のまま、今回は去ることになりました。
\私はこんな人です/