古代ギリシャ文明の中心 アテネでお寿司を食べたよ【前田家の世界一周】
ギリシャは、なんとなく昔から行きたかった国でした。子供の頃に読んだ「ギリシャ神話」で、意外とグロい描写に衝撃を受けて以来の気になる存在です。
テッサロニキからアテネへ
第2の都市、テッサロニキを離れて、首都のアテネへ向かいます。世界一周では2回目となる長距離電車の移動です。意外と少ない。ギリシャの国鉄であるHellenic Trainで5時間ほどかけて移動します。
電車のチケットはオンライン(公式サイト)で事前購入して行きました。
Hellenic Trainのサイトで英語版を選ぶこともできますが、英語版を選ぶとサイトの動きがおかしくなり、チケットが購入できません。例として、駅名のプルダウンが機能しないです。代わりに、ギリシャ語版のサイトで起動し、Google Chrome等のブラウザに付いている翻訳機能で、英語に訳せばうまく進みます。
出発駅と到着駅、出発時間を選んだ後は席を選びます。私が車酔いしやすいので、座る席は進行方向である必要がありました。荷物も多いので、荷物が置けそうなスペースも必要です。
すべての車両を見た上で、B9の16C/Dに座ることにしました。席の反対側に客席がないため、荷物が置きやすそうだと考えたためです。
実際に乗ってみると、荷物は、座席と座席の下にできる空白のスペースに置けるようになっていました。夫のスーツケースはゴツいので入りませんでしたが、私のスーツケースは入れる事ができました。夫の分は、席の反対側にある横のスペースに置きました。途中で、スタッフの方が何回か通りましたが、注意されなかったので、邪魔にならなければ通路スペースに置いても問題なさそうです。
アテネの暮らし
アテネではBooking経由で予約したアパートスタイルの物件に泊まりました。市内からは電車で15分ほどの場所にあります。最寄りの駅はAttikiです。
部屋はとっっても広く、インターネットも早い。スーパーはアパートの1階にあるという優秀な物件でした。
アテネの観光地から少し離れてはいたものの、アテネの市内交通がとても使いやすく、一般市民の生活の一部として機能している安全な手段だったので、離れた宿でも平気でした。
市内の雰囲気は、観光地に行けば行くほど整備されていました。私たちが滞在していたAttiki付近は、ザ・住宅街だったので、街中とはまた雰囲気が違いました。
全体的に建物が古く、小さなお店がある感じです。
街中に出ると、このような雰囲気になります。
他のヨーロッパ諸国と比較して、同じくらいに発展しているものの、総合的な物価は安めなのか、マッサージも安く受けることができました。結論から言うと、ゴッドハンドだったので、みんな行ったほうが良いです。
Arte Massage Wellness Salon (Google MapのURL)
アクロポリスの駅から歩いて3分の神立地で、中は清潔。Whatsappで簡単に予約もできます。オイルマッサージで、60分 40ユーロでした。日本であったら絶対に通っていたと思います。一期一会の出会いに感謝しつつ、これが日本ではないことが悔しいです。
アテネのフード&カフェ
アテネの街歩きをする中で、ふらっと立ち寄ったカフェです。
Tailor Made Coffee Roasters(Google Mapのリンク)
Syntagma駅近くは賑やかなエリアで、レストランやショップが多く並んでいる中で、やたらレビューが高いカフェでした。
コーヒーだけではなくスイーツもあり、外には小さなテラススペースもあるので、休憩に最適です。
そして私は、とにかく、生の魚が食べたくて仕方がありませんでした。アテネなら、なんかあるだろうと信じ、探し当てたコスパ最強の本格お寿司屋さんはこちらです。
Sushimou(Google Mapのリンク)
門構えから、使われているお皿まで、ちゃんとお寿司屋さん。一瞬、アテネにいることを忘れかけました。親方さん?は、日本の寿司アカデミーでお寿司を握ることを学ばれたそうです。店員さんもとっても丁寧で、親切。
ディナーのメニューは、おまかせのみです。お寿司は6貫くらい、お刺身2人分、南蛮漬けなどが出てきました。
どれもクオリティが高く、日本で食べているかのような気分になれました。これで、1人55ユーロです。日本で食べるおまかせより安いかもしれません。かなり満足度が高いディナーでした。
まさか、アテネでカウンターのお寿司が食べれるとは思っていませんでした。ディナーは予約でいっぱいだったので、Whatsappで事前予約してから向かうことをおすすめします!
憧れの場所、アクロポリスへ!
昔から憧れていた場所、アクロポリス周辺を観光してきました。アクロポリスって、本当にアテネの街中に、天を仰ような場所に建っているんですね。駅から降りたって見上げると、丘の上に神殿が姿を現しました。
アクロポリスに入場するには、入場時間が指定されている入場券を購入します。私たちは現地で、当日に買おうと思い向かいましたが、チケットの購入列が長すぎて、結局オンラインでデジタルチケットを購入して入場しました。
チケットは、アクロポリスへ入場できるもの(20ユーロ)と、アクロポリスを含めた他の場所にも入れるもの(30ユーロ)から選べます。私たちは、アクロポリス以外も行ってみたかったため、後者を選びました。
ちなみに、チケットを購入するエリアでは電波がとても悪かったので、オンラインで買うのであれば、到着前に買うことをおすすめします。
下の方から見上げたアクロポリス。思った以上に上にありました。急な坂でもなく、舗装もされているので、普通の靴でも余裕で登れますが、観光客の多さと暑さで、結構しんどかったです。さすが、アクロポリス(「高い丘の上の都市」)という名を持つ場所だけありました。
15分ほどかけて登ると、いきなり現れます。
もちろん中には入れませんが、かなり近くから神殿を眺める事ができます。修理もされていますが、ここまで原型が残っているなんて信じられません。だって、紀元前432年に作られています。生きてきた中で、1番古い人造部です。
中学生の頃からインディー・ジョーンズになることを目指していました。このような古代の街を見ると、血が騒ぎます。来れて良かった!
この後は、ローマン・アゴラ、古代アゴラなどを見てまわりました。
古代アゴラにある「ヘファイストス神殿」は、中でもパルテノン神殿に次いで圧倒された建築物でした。
パルテノン神殿と同時期くらいに建てられていますが、保存状態が非常に良かったです。すごい。
暑い中歩き回ったので、締めは神殿エリア近くにある、おしゃれカフェで一服して帰りました。
Vryssaki Βρυσακι (artFix Athens) (Google Mapのリンク)
このカフェは、普通の家をカフェに改造したような内装で、部屋の至る所に座る場所がありました。どこにでも座って良いようになっているので、自分の家にいるような感覚でゆっくりできました。
まとめ
アテネは思った以上に暮らしやすいと感じ、観光都市としても見るものが多く、色んな人におすすめしたくなる街でした。グルメ好きにも、歴史好きにも、ただただ異文化が好きな人にも刺さる何かがありました。危険も感じませんでしたし、海外にそこまで慣れていなくても大丈夫そうです。
次は、アテネから弾丸日帰り旅行をした、ザキントス島編です!
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